ボジョレー・ヌーヴォー ジョルジュ・デュブッフ 2008

Imgp1836_3ワインは難しい。僕はフランスに行ったことがないのだが、当地で飲むワインは日本で飲むより美味しいそうだ。やはり船便で品質が落ちるのだろうか。
空輸で送られるヌーヴォーワインは本国で飲むのと大差ないのだろう。当たれば素晴らしい。

何が違うのだろう、よく分からないのだけれど、ジョルジュ・デュブッフのヌーヴォーに感動したことがある。
何年か前、ヨーロッパが異常気象で猛暑に見舞われた夏。皮肉にもその年のヌーヴォーに僕は驚愕した。
ボジョレー・ヌーヴォーなんて所詮ワインの本道でないと思っていたのに、こんなに美味しいものかと舌を巻いた。
気になって翌年もジョルジュ・デュブッフのヌーヴォーを買い求めたが、あれれ、どうってことない。昨年も飲んだと思うが、まるで記憶に残っていない。

でも、今年のはいいようです。あのときを思い出します。
こういう飲み物は、普段手に入りません。高価な年代物のワインとは明らかに違う、微かに舌がジンジンとくるようなフレッシュな味。面白いですね~。

実は今年は買うか迷ったのですが、決め手はラベル。今年のラベルはどこか東洋的ですよね。
(写真は少し注いでしまった後のものですみません。さほど期待せずに開けたのですが、急遽撮影することにしたものです。2,180円、輸入元:サントリー)

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the little garden  erin bode

Imgp1785_3このアルバムについて長く書けば、それはもうエリン・ボーディーに宛てる恋文のようなものになってしまうだろう。
チャーミングで、肌触りのよい、巷に溢れた音楽とは違う何か。
そこにあるのは日常的な歌に過ぎないのに…。

その音楽はさりげないけれど、表情豊かでメロディも展開も閃きに満ちている。
緩みやくどさがなく、あまりに心地よいので、聴いているだけで幸せな気分になる。

Imgp1794_2ちょっと聴くと線が細くて、頼りなげな印象もするボーカルだけれど、その気になればスキャットもこなしてしまいそうなほど巧みにコントロールされた声。
オペラ歌手のように繊細な表情の移ろいも表現してしまう。

サポートするアダム・マネスも素晴らしい。
彼のギターは優しく心地よく、彼のピアノは粋でよく気が利き、ボーカルと絡むように歌い上げる。


Imgp1791ところで、このアルバム、CDショップに行くと、なぜかジャズコーナーに置かれている。
でも、全然ジャズじゃない。強いて言えば、ベースがエレキじゃなくてウッドだからかなあ、というところ。
アメリカよりもなぜかイングランドっぽいと感じてしまうのは僕だけ?
女性ボーカルのCDは軽く100枚は持っているけれど、これは最も愛すべき一枚。

http://www.hmv.co.jp/news/article/810200095

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tropicalia 2  カエターノ・ヴェローゾ&ジルベルト・ジル

Imgp1776_4このアルバムを最近よく聴いています。
ブラジルの大御所、カエターノ・ヴェローゾとジルベルト・ジルの共演作。
軍事政権崩壊後の1993年の作品です。1曲目の“haiti"の入ったアルバムを聴きたいという理由で捜し求めました。日本版は廃盤です。
ブラジル音楽の好きな人なら、このアルバムの素晴らしさが分かるはず。
ため息の出るほど良質なポップアルバムです。


Imgp1780_2 “haiti”はラップですが、2008年現在、巷に溢れるヒップホップ系のものとは全く異なるラテンのオジサマ的シニカルさがムンムン。
ジミヘンの“wait until tomorrow”のカバー、“baiao atemporal”, “desde que o samba e samba”も出色。

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打心蕎庵

Imgp1701_3私が育った世田谷区北東部では、最近になって本格的な蕎麦屋が増えてきた。
それに気がついて、通いなれた「安曇野」(三軒茶屋)のほか、先日記事にした「東風」(三軒茶屋)、「石はら」(松蔭神社)、「武屋」(三軒茶屋)、「七つ海堂」(代沢)、「打心蕎庵(だしんそあん)」(下北沢)と周ってみたが、酒を呑むには「東風」、蕎麦なら「打心蕎庵」というのが素直な感想だ。
蕎麦屋を語る際、料理の味の他にもいろいろな要素があるが、この2店は味だけじゃない他の魅力も兼ね備えていると思う。

Imgp1715_2日本酒や酒の肴の品揃え、バーみたいなお洒落な雰囲気が魅力の「東風」に対し、「打心蕎庵」はどこか京都の雰囲気がある和風の小奇麗な店だ。近所のおば様方の集会に使えそうなのも「打心蕎庵」の方かと思う。

少し煩いことを言うと、メニュー全体の完成度が高いわけでもなく、接客も店員の数の割には機能していない感じで、どこか素人くさい。
それでもこの店の魅力は他を圧倒している。
なんだか癒されるのだ。



Imgp1645_2代沢の閑静な住宅街の中、森厳寺の真迎えにあるため、店の周りは鬱蒼としている。
店の敷地内と森厳寺には、区の保存樹木の指定を受けた見事なイチョウの巨木がある。

店主は京都らしさを演出しようと、この立地にかなり拘ったと推察できる。その思惑は見事成功しているのではないか。
その証拠に、駅から遠い立地にも拘わらず、客足は途絶えない。

Imgp1699蕎麦に箸を進めながら、全てを忘れて癒されるには、とてもいいところだと思う。そのためには、できれば空いているときに来たい。

料理については、とにかく蕎麦が美味しい。いわゆる「せいろ」である「秋そば」、他店では「田舎蕎麦」と呼ぶことも多い「挽きぐるみそば」があり、どちらも上出来。汁がバランスよく深みがあって感心する。

酒の肴では、この店で手作りしている「板わさ」がお勧め。色の付いた方が帆立、白い方がはもを素材にしている。
天ぷらは何も言わなくても塩とつゆの両方が出てくる。
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http://www.dashinsoan.com/

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玄そば 東風

Imgp1343三軒茶屋にある蕎麦屋「増田屋」が3年半前に新装した洒落た店だ。
私はここを蕎麦屋と呼びたくない。蕎麦酒房というにふさわしい。酒を呑まずしてこの店を評するなかれ。

今や日本酒という酒の文化を自宅やありきたりの居酒屋で楽しむのは難しい。本当に美味い日本酒が手に入らないからだ。それを呑みたければ、「東風(こち)」のような店に行くのが手っ取り早いということになる。
都心にある日本酒を呑ませる高級居酒屋よりも、「東風」はきっと真面目だろう。店のセンスは、まず酒を選ぶところから始まるのじゃないかとさえ思えてしまう。肴それぞれにもこだわりを感じる。手抜きの品がない。器もいい。

Imgp0684それにしても、この店の蕎麦は変わっている。何しろ他に見たことがないほど細く、懐石料理のような蕎麦である。普通の蕎麦好きには違和感を与えるかもしれない。これもまたこだわりの美学と思うと、あまり気にならなくなる。元々風味のある蕎麦だ。
「東風」の蕎麦は複数産地のものを日替わりで出しているので、蕎麦好きなら何度か通わずにはいられなくなる。

Imgp0671平日の夜等、一人で酒を嗜むファンも珍しくなく、それにしても空いていて、何とも居心地の良い空間となっている。
繰り返すが、私はここを単なる蕎麦屋とは思っていない。店を出るとき、いつもこんなに満足感を与えてくれる店が他にあるだろうか。



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冷酒では「妙の華」や「王禄」のような華やかな品もよいが、「田从(たびと)」も日本酒らしい辛口の逸品でお勧め。
蒲鉾は歯ごたえしっかり。美味い!
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焼き味噌もなかなか。                野菜天は塩で頂きます。

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田舎蕎麦(会津産)                  せいろ(茨城産、他に北海道産、会津産等)

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蕎麦湯は白濁、とろ~り♪             にしんそば     
                              わかめに箸をつけたときから美味ショック
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ぬる燗でもまったり                  梅酒もあります

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お洒落。でも落ち着く。

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東京都世田谷区三軒茶屋1-21-9  Tel. 03-3421-5892
11時半~15時 17時半~22時(日曜日は21時まで)  月曜定休

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鳴子温泉<福の湯>

Imgp1090鳴子に新しく日帰り温泉施設が出来たとということで、楽しみにして伺った。
事前にキャッチした情報では、白濁系の濁り湯を含めた3源泉あるようだったが、訪問したときにはどれも無色で、本当に3源泉あるか分からなかった。
お目当てのぬる湯炭酸泉ははっきりとしているのだが、他の2つの浴槽のお湯の素性がどうもはっきりしなかった。
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肝心のぬる湯炭酸泉については、浴槽底面から勢いよく注入されているのはなんとなく気分を害しますが、泡つきは凄くて満足できます。
金気を含む炭酸水素塩泉で、期待したとおりの泉質でしたが、何かもうひとつガツンとくるものがなかったのも事実です。

Imgp1114○温泉メモ
  浴槽の温度=38℃、42℃
  住所=宮城県大崎市鳴子温泉字末沢西16-9
  TEL=0229-81-1570
  営業時間=10:00~20:00(休日21:00)
  休館日=第3木曜日
  入浴料金=800円(休日1,000円)

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鳴子温泉<滝乃湯>

Imgp1782鳴子のシンボルとなる共同浴場。旅館「ゆさや」の隣にあり、4年前に「ゆさや」に泊まったときにはゆっくり浸かったが、今回は混雑していて行水で済ました。
浴槽は2つあり、温度が違う。手前は熱め、奥は温めで40℃あるかないかくらい。4年前に入ったときはもっと温かったような気もする。


Imgp1776鳴子では珍しい酸性の湯だが、酸性硫黄泉にしてはあまり迫力のない湯で、鳴子を代表する温泉とは全然思わない。
(写真は2004年に撮影したもの)

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鳴子温泉<旅館 すがわら>

Imgp1124鳴子温泉郷は東日本で一番と言えるほどの温泉博物館的な温泉郷で、実に多様な泉質が楽しめるところだ。
その中で、旅館「すがわら」のような無色透明の塩化物泉は、地味すぎて鳴子らしくないお湯と受け取られてもしかたないかもしれない。
しかし、私はここが気に入ってしまった。おおよそ他の塩化物泉とは異なる。
無色透明ではあるが、実に気持ちよい塩化物泉ではないか。
Imgp1008匂いはちょっとスモーキー。歯科医院で嗅ぐあの薬臭い匂いを連想するところもある。
肌触りも結構ツルツルするが、それはあまり重要ではなく、湯のとろみと共に味わえる湯の力に満足する。こういうお湯もあるとは、鳴子はなんと懐の深い温泉街なのだろう。



Imgp1018実際に浸かったのは大浴場のみ。貸切りの浴室もあるが、狭くて浸かる気になれなかった。どこも源泉は同じだ。

それにしても思った以上に大きな旅館だ。外観の第一印象は正直パッとしなかったのだが、よく見ると道路沿いにも奥行きにも相当な長さがある。
建物は古いが造りはよく、穴場的旅館と感じた。
それを裏付けるのが、料理と接客の良さ。特に料理は、一万円未満の宿泊料金とは思えない品々。部屋も前日宿泊した姥乃湯の倍近い広さだ。
Imgp1071_2名湯と云われる温泉旅館で料理に期待してはいけない、というのが定説であるのだが(笑)、ここは本当に美味しくて満足した。
なにしろ、またいつか泊まってみたいと思わせるのだから、本物だと思う。
食後の湯浴みから戻ると、テーブルには、夜食の小さなおにぎりとしそ巻き、魔法瓶に冷水が供されていた。なかなかいいサービスだ。
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Imgp1030_6Imgp1046_5Imgp1043_5Imgp1057_5○温泉メモ
 源泉名=摩天の湯B
 泉質=ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉
  成分総計=2803mg/kg  pH=8.7
 浴槽の温度=42~43℃
  住所= 宮城県大崎市鳴子温泉字新屋敷5
  TEL=0229-83-2022
 HP= http://www.naruko-onsen.com/

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東鳴子温泉<馬場温泉>

Imgp0967_2馬場温泉は東鳴子温泉となっているが、川渡温泉とのちょうど中間ほどの国道沿いにあり、見落とすことはないだろう。
宿もあるが、今回入ったのは、庭に建てられた小さな湯小屋である。
これまで入ったきた温泉の中で最も衝撃が大きかったところは、喜連川早乙女温泉だと思うが、馬場温泉にはそれに匹敵する衝撃を受けた。

Imgp0973_2東京で見られるような真っ黒いお湯であるが、東京のそれとは匂いも肌触りも異なる。
驚くほど発泡しており、浸かると細かい泡に包まれるが、気持ちよいと味わっている暇はない。
何しろ、物凄く熱いので、30秒もすると足がひりひりしてきて、これ以上は無理となる。
それでも、このお湯は素晴らしい。もう少し温ければ、じっくりとその良さを確認し、表現することばも見つかるのではないかと思うが、現状では説明しきれない。

Imgp0964_2匂いは一種の油臭を感じるが、いわゆる石油臭とは違う。何の匂いか喩えが思いつかずに唸っていたら、なんのことはない、宿のパンフレットに「微かに木材臭を放ち」と書いてあった。
これに違いない。ただし、宿のお湯とは別源泉だそうである。再訪時には宿のお湯も味わいたい。

○温泉メモ
 住所= 宮城県大崎市鳴子温泉字馬場102
 TEL=0229-83-3378

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川渡温泉共同浴場

Imgp0960瀟洒な共同浴場である。
浴室に入ると、目に飛びこんできた黄緑色の鮮やかなこと。
硫黄が隠れた薬臭い匂いのする熱いお湯で、何とも刺激的。
ストレートに湯の良さを実感できる。



Imgp0939歩いて3分ほどのところに、有名な藤島旅館があり、何年か前に入ったことがあるが、そのときの印象が蘇る。ただ、あのときは、湯の癖の強さに驚いたが、実はそれほど感動はしなかったのだ。
今回は小さな浴槽に注がれる新鮮な湯で、こちらのほうがよいのではないかと思う。
こんな素敵な温泉を独占でき、言うことなし!


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○温泉メモ
 源泉名=川渡支所前源泉
 泉質=含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉
 成分総計=約1.1g/kg  pH=7.2
 浴槽の温泉=45℃
 住所= 宮城県大崎市鳴子温泉字川渡25-59

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