« 2005年10月 | トップページ | 2005年12月 »

2005年11月

恐山温泉

Hienukinoyu2Hienukinoyu1JigokuhoumenJimushoSanmonYakushinoyu






くねくねした山道からいきなり視界が開け、現われた宇曽利湖の光景は、素晴らしかった。
山々に囲まれた形で、湖とちょうどよい大きさの平原があり、外の世界と隔絶されたような独特の雰囲気を醸し出す地形を呈している。
湖岸から寺院に向かっては白色の地面、湖面は鮮やかな緑色に輝き、見事なコントラストだ。

なにしろ「人は死んでお山に行く」のキャッチフレーズがあるところだ。何か神秘的な、非日常的な空気を感じることを期待していた。
時間が足りなかったので、宇曽利湖は車中から眺めるにとどめ、賽の河原にも行かなかった。
それでも、湖岸へ流れ込む硫黄の匂いを嗅いだとき、五感すべてが共鳴する興奮を覚えた。

湖の前には、砂利が敷かれた広大な駐車場があり、既に何十台もの車がとまっている。
民家のような佇まいの本堂では、「イタコの口寄せ」という青色の看板が立っている。場にそぐわない派手な看板だなと思い、近づくと、降霊の最中のようである。
イタコは見えなかったが、イタコの前の客が見えた。
胡散臭いが霊とかいったものは苦手である。すぐその場を離れて奥へ向かった。

寺務所や宿坊は、最近新築されたらしく、見入ってしまうほど立派である。
一番奥の薬師堂では、賽銭を入れずに覗き込むだけの観光客がほとんどだ。
周辺の殺伐とした雰囲気といい、ここは寺というより、テーマパークのようだと思う。テーマは「あの世との境界」だろう。
数十枚の写真を撮ったが、温泉や寺院建築ばかりで、テーマパーク然としたオカルト趣味の様相を記録してこなかったのは、今にして思えば勿体なかった。
総門を撮影した写真に雲のようなものが大きく写っていて、ああやっぱりなという感じであった。気持ち悪いのですぐ消してしまったが、ここに公開してみても面白かったなと少し後悔している。

温泉は、境内に共同浴場のような佇まいで、冷抜の湯、古滝の湯、薬師の湯の3つがあり、冷抜の湯と薬師の湯が男湯、古滝の湯が女湯となっている。このほか、宿坊の宿泊者用の浴室と、宿坊の裏に混浴の花染の湯がある。

冷抜の湯に入浴し、薬師の湯と花染の湯はお湯に触れてきた。煎茶のような薄い黄色をしており、どこもそう変らないように思うが、冷抜の湯が一番硫黄の匂いがしていたかもしれない。一言でいうとなんとも渋い硫黄泉だ。
浸かっているとお経を読む声が聞こえ始め、なんとも神妙な気持ちになる。


○温泉メモ
   詳細不明 酸性硫黄泉
   浴槽の温度=43~45℃と思われる
   住所 青森県むつ市田名部字宇曽利山3-2 TEL 0175-22-3825
   入浴時間 未確認 入浴料 500円(入浴は無料だが入山料が必要)

石神温泉<プレジャーランド>

Ishigami2Ishigami3Ishigami1





下風呂から恐山に行く途中、立ち寄った。30g/kgを超す青森県の強塩泉はどのようなものか楽しみにしていた。

刺激的な黄色、かなりの塩辛さ、どっしりとした浴感。しかし、奥行きのあるお湯とは感じられなかった。あまり感想がなくて書くのに困る。休憩室からの展望はなかなかいいけれど、浴場からの展望は望めず、施設全体の雰囲気はB級だ。国道沿いだから温泉好きは立ち寄ってみてもいいだろうが、強くは勧めない。

○温泉メモ
   関根3号泉 ナトリウム-塩化物強塩泉
   源泉40.3度 浴槽の温度=41~42℃ 総成分量 32.39g/kg
   住所 青森県むつ市北関根ノ内袖角地342-33 TEL 0175-25-2411
   入浴時間 6~22時 入浴料 350円 

« 2005年10月 | トップページ | 2005年12月 »