« 2007年4月 | トップページ | 2007年6月 »

2007年5月

美肌湯

Imgp8089「美肌湯(びじんゆ)」は、ずっと気になっていた静岡市の日帰り温泉施設だ。
静岡駅から近いところにある。訪問するまでは、東京近郊によくある綺麗なスーパー銭湯みたいな施設だろうと思っていたが、実際は一昔前の健康ランドのスタイル。内湯の大浴場のみで、露天はない。


Imgp8106浴場に入ると、硫黄の香りがする。事前情報どおりで思わず笑みがこぼれる。一段高まったところにある小さめの浴槽が硫黄泉。カブラヲ温泉というらしい。掛け流しと表示されている。
浸かると、何だろう、このつるつるとした感触は。関東地方でこれだけつるつるするお湯はちょっと思いつかない。最近入った、あきる野温泉「瀬音の湯」も凄かったが、つるつるの質感が違うものの、「美肌湯」も同等以上(おそらくこちらが上)の強い印象を受けた。
また、「瀬音の湯」では甘い硫黄臭がしているが、ここはもっと硫黄らしい硫黄臭。とにかく本格的な硫黄泉だ。湯は無色透明で、黒い湯の花(硫化鉄)がたくさん舞っている。

Imgp8104ところがである。この温泉は、実はこの敷地で自噴しているのではなく、別の泉源地からタンクローリーで輸送されてきているらしい。
掲示には、一日40トンを輸送しているとある。
40トンあれば、小さな浴槽なので、15~20リットル/分ほどを掛け流すことが可能だが、本当に毎日40トンも輸送しているのだろうか。
とにかく、朝入った限りでは、上物の掛け流し硫黄泉を堪能している実感に偽りなし。
これがタンクローリーで輸送された湯かと思うと、なんとも感動的である。

ここは、もう一つ、籠上温泉というpH9.9の塩化物泉が使われている。こちらは、敷地内に湧出しているにも関わらず、浴槽では循環でしか使用されておらず、とても残念。

それにしても、カブラヲ温泉には惚れこんでしまった。源泉湧出地は表示がない。

[2007.6.5追記]
 「温泉みしゅらん」掲示板で、私の投稿に対してmooさんからご返事がありました。
 カブラヲ温泉の源泉は、「美肌湯」より直線距離で4キロ北西、安部川沿いの山側にあるそうです。
 4トンのタンクローリー2台により運搬されている模様です。

Imgp8093Imgp8109Imgp8103

○温泉メモ
 「カブラヲ温泉」
  泉質=含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉
  成分総計=2,103mg/kg pH=8.9 泉温=30℃ 浴槽の温度=40℃(加温)
 「籠上温泉」
  泉質=ナトリウム・塩化物温泉
  成分総計=1,015mg/kg pH=9.9 泉温=42℃ 浴槽の温度=37~41℃
 住所=静岡県静岡市葵区籠上15-15  TEL=054-252-1126
 営業時間=6:00~23:00  休館日=毎月第3火曜日(祝日の場合は翌日)
 入浴料金=800~1,500円(各種コースあり)
 HP=http://www.bijinyu.co.jp/index.html

山口温泉  ☆

Imgp8035さて、山口温泉です。
山梨県のど真ん中、おおよそ温泉などとは無縁そうな住宅街に隠れるようにして建っています。
ここは、最も山梨の温泉らしいお湯が楽しめるところ。
無料で使える休憩室がないので、湯上りはさっさと出てしまうのですが、その点を除けば、ゆっくりできるところです。
何しろ、体温と同じくらいの湯温ですから、たっぷり長湯できます。

Imgp8022場所柄、ご近所の方と温泉マニアしか来ないのか、何度も訪れていますが、混雑していて嫌だと思ったことはありません。
今回も日曜日の昼だというのに、内湯も露天も誰もおらず、1時間ばかり独占できました。これが何より嬉しいです♪

住宅街の温泉らしからぬ豊富な湯量。どばどばと掛け流されています。余計なことはせず、1℃の加熱さえしていません。

Imgp8013湯口では、国母辺りの匂いに加え、金気が混じったような複雑な匂いを放ちます。訪れるたびに微妙に違う気もします。
皮膚には、粒の大きな泡がたくさん付き、とても心地よい感触です。
温いのに加えて、とても温泉を感じさせるお湯のため、長湯していて厭きません。

不満といえば、露天風呂の底がツルツル滑ることです。浅いので、寝湯のような感じで浸かりたいのですが、尻が滑って姿勢が定まりません。内湯ではそんなに滑らないのですが…。

Imgp8036 ○温泉メモ
 泉質=ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
 成分総計=1,389mg/kg
 浴槽の温度=36℃(露天) 37℃(内湯)
 住所=山梨県甲斐市篠原477
 TEL=0552-79-2611
 営業時間=9:00~21:45
        (受付~20:15、日曜のみ9:00~21:15)
 月曜定休
 入浴料金=500円

玉穂温泉<中巨摩地区広域事務組合 老人福祉センター>

Imgp8050何年か前に入り口まで来たことがあり、そのときは臨時休館だったかでがっかりしたことだけ覚えています。

山梨屈指のアワアワでした。炭酸がはじける感触までしっかりとあり、たいへん満足です。
さらさらとして気持ちよいお湯。
匂いは湯口でのみはっきり感じられ、国母辺りと似た感じ。
色はウーロン茶色で、国母辺りの煎茶色とは違います。モール泉らしい色です。

かなり楽しめるお湯ですが、露天の造りはやや風情に欠けます。
客も私以外、全員がご老人で、これは浴室を出ても館内全域でそうでしたので、かなり居心地が悪かったです。

○温泉メモ
 泉質=単純温泉
 浴槽の温度=35℃(露天)
 住所=山梨県中央市一町畑
 TEL=055-274-0610
 営業時間=9:30~15:30 月曜定休
 入浴料金=500円(地元の方、身体障害者、60歳以上の方は安くなります)
 HP= http://www17.ocn.ne.jp/~kouiki-r/

トータス温泉

Imgp8047国道20号や黄金温泉の近くにある、質素な造りの施設。
内湯と露天があり、内湯は浴槽が二つある。このうちの一つが源泉掛け流しで湯の花も舞う。
もう一つの浴槽と露天風呂は、半循環だろうか、鮮度が落ち、面白くない。
源泉は熱く、薄い黄金色をしており、少しつるつるする。
匂いはあまりないが、少しばかりモール臭だろうか?

○温泉メモ
 泉質=ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
 成分総計=1,748mg/kg
 浴槽の温度=43℃(源泉槽)、41~42℃(その他)
 住所=山梨県甲府市中小河原町668
 TEL=055-243-2889
 営業時間=10:00~23:00 水曜定休
 入浴料金=500円

ざぶん 瀬谷目黒店

Imgp7569既存のスーパー銭湯に温泉を導入した施設です。
温泉は低温の黒湯を沸かしたものです。黒湯の透明度は12~15cmくらいでしょうか。
露天の大きな浴槽が槽内注入の掛け流しになっています。
その注入口に手をあてて嗅いでみると、気のせいか硫黄のような匂いもし、加熱とはいえ、鮮度はかなりいいのではないかと思います。
もしかすると、消毒剤混ぜていないかもしれません。
湯面からの匂いはあまりありませんが、塩素による反応臭と本来の黒湯の匂いを混同しているケースもあると思いますので…。
素のままの黒湯って、そんなに強い匂いじゃありませんから。

Imgp7567_1 ここは、なかなか好感です。ヌルヌルした感触もけっこうあります。
港北の湯というのも出来ましたが、ざぶん瀬谷目黒店のほうが湯づかいは上です。おそらく神奈川の沸かし黒湯では一番でしょう。
ただし、この一槽だけ。他の浴槽は、温泉も白湯も水風呂も掛け湯槽までも、塩素臭プンプンです。
最近流行りの人口炭酸泉もあり、温泉の源泉槽よりも人気があります。ここのは特に泡つきが多いようですが、私は1回体験しただけで、もういいです。
塩素臭は何よりも不快ですから。循環されつくしたお湯も硬いですし。

○温泉メモ
 泉質=ナトリウム-炭酸水素塩温泉
 成分総計=2,086mg/kg
 浴槽の温度=40℃(源泉槽)
 住所=神奈川県横浜市瀬谷区目黒町24-6 
 TEL=045-924-0109
 営業時間=10:00~25:00 休館日=偶数月の第1水曜日
 入浴料金=650円(土日祝日850円)
 HP= http://www.zabun.com/seya/index.html

ホテル湯王温泉

Imgp8009甲府盆地には多くの温泉が密集しているので、まとめて11湯ばかりはしごしてみました。
それも全て初訪問ばかりです。
最後の訪問地はここ。力尽きることを予想してビジネスホテルに宿泊予約しました。
そのまま川崎に日帰りしてもよいくらい、体力は残っていましたが、まあ無理はしないほうがよいでしょう。

朝が早かったので、さすがに一眠りしてしまい、寝ぼけ眼で夜の9時頃に入ってみました。宿泊者は無料で入れますが、ここの浴場は街の銭湯にもなっているようです。古びた浴室で、刺青の親父なんかもいて、客層は悪かったですね。

まず、手前の浴槽に浸かります。寝起きだったので、加熱で気持ちよかったけど、循環かもしれません。
奥のほうは温く、掛け流しのようでもありましたが、ジェットも付いており、湯口のなかなかいい感じのお湯よりもパワーダウンした感じでした。
湯口のお湯は、国母辺りの温泉に近いですが、少々おとなしめ。
温いので、私などは大歓迎の温度なだけに、湯づかいには釈然としないまま、浴場を後にしました。

Imgp8010部屋はシングルでしたが、ユニットバスでは温泉が出ます。
残念ながら非加熱状態の源泉ではなく、加熱されたものでした。
そのためかどうか分かりませんが、やはりぴんとこないものでした。




最後に、今回の湯巡りコースを記しておきます。
 緑が丘温泉→HOTEL1-2-3→フカサワ温泉
 →玉川温泉→国母温泉→すみよし健康ランド
 →新遊亀温泉→山城温泉→大滝温泉「おふろの国」
 →国母駅前温泉 健康ランド→ホテル湯王温泉
以上11湯で、気に入ったのは、国母温泉と大滝温泉でした。

○温泉メモ
 泉質=単純温泉
 成分総計=576mg/kg 浴槽の温度=36~41℃
 住所=山梨県甲府市住吉5-10-18 TEL=0120-452637
 営業時間=6:00~22:00 入浴料金=380円
 HP= http://www.geocities.jp/hotel_yuouonsen/top.htm

国母駅前温泉 健康ハウス

Imgp7999_1国母! なんて響きのいい町の名でしょう。
この健康ランド、国母(こくぼ)駅から近いんです。歩いて2分もかかりません。
ときどき電車で湯巡りしようかという気分にもなりますね。

しかし、車ならではのはしご湯を楽しむのも悪くはありません。
一日3~4湯が理想的でしょうが、この日は記録作りの意味もあって10湯目。
さすがに疲れ気味でしたが、時間が余ったので、予定外の1湯を加えました。
この後は最終目的地になります。

夕方だったので混んでいましたが、比較的浴場が広く、浴槽もいくつかあるので、不快というほどではなかったかな。
お湯はざんざこ掛け流しで、湯口から水平にお湯が噴出している浴槽まであって、演出してるなあと思った。
これだけで喜ぶマニアも多いことでしょう。

紛らわしい名前だけど、お湯は国母温泉のほうが数段いいかな。

○温泉メモ
 泉質=単純温泉
 成分総計=1,019mg/kg
 浴槽の温度=41℃~
 住所=山梨県中巨摩郡昭和町西条251 
 TEL=055-275-7132
 営業時間=10:00~24:00
 入浴料金=500円

大滝温泉<おふろの国>

Imgp7978モール泉というのはいまだによく分からないが、北海道に行くと分かるらしい。
しかし、北海道では温泉に入ったことがないので、今のところ、自分にとって最もモール泉らしい温泉は、新潟の寺宝温泉「こだわりの湯」ということになっている。ここで嗅げる芳しい匂いこそ、モール臭だと思っている。


Imgp7990_1そこで、甲府盆地の温泉だが、モール泉という割に、意外とピンと来るお湯に出会えず、この大滝温泉で、やっと出会えたと感じたしだい。

湯口では、国母・昭和辺り共通のエグい匂いがしているが、それは浴槽では消えてしまう。ここでは、浴槽でも別の、モール臭と思われる匂いがぷんぷんしている。

Imgp7989それにしても、熱い源泉だが、休み休み繰り返して入りたくなる。
瑞々しく、力強いお湯で、なんとも素晴らしい。
しかし、それも内湯に限ってのこと。露天は温めだが、なんだか張りがない。

立派なスーパー銭湯かと思っていたら、少々B級入ったような施設だったが、休憩室(食堂座敷)も広く、夜遅くまで営業していて便利かと思う。

【2007.6.16 追記】
本日、再訪しました。前回ほどモール臭がせず、内湯の温度も温め。夏だから温くしているのかな?
少々がっかりしたのですが、そのかわり、湯口では、前回とは打って変わって、硫黄のような匂いがするではありませんか! これにはびっくり。サンベール石和や越谷ゆの華で嗅ぐことが出来るタイプの硫黄臭です。 温泉って、こんなにも変わるものなんですね。分かっちゃいるけど…。

Imgp7981_2 ○温泉メモ
 泉質=ナトリウム-炭酸水素・塩化物泉
 成分総計=1,769mg/kg
 浴槽の温度=43℃(内湯)、露天=38℃~
 住所=山梨県甲府市大里町4144-4
 TEL=055-243-1126
 営業時間=10:00~24:00
 入浴料金=500円(土日祝日600円)

山城温泉

Imgp7967J2の試合が行われている小瀬スポーツ公園に隣接してある。
この辺り、緑が多く、のどかで、車を走らせていると楽しいが、この温泉はマンションの中にあって少し意外な感じだ。
源泉は冷たく、そのまま掛け流しの水風呂もあり、この点は好ましいが、加熱槽のほうは循環で、また、この温泉自体が癖のある匂いを発していて、私は好きになれなかった。

Imgp7963_1 ○温泉メモ
 泉質=単純泉
 浴槽の温度=41℃、25℃程
 住所=山梨県甲府市下鍛冶屋51-11
 TEL=055-241-2141
 営業時間=15:00~22:00
 入浴料金=460円

新遊亀温泉

Imgp7962_1今回の甲府盆地11湯はしごプログラムにおいて、メインになるはずだった新遊亀(ゆうき)温泉。
国母と並ぶ甲府盆地のモール泉が湧出する銭湯で、通の評判も国母以上のものがあるだけに、期待を大にしていた。

ごく薄く香るモール臭、つるつるあり。しかし、感性の違いなのか、温泉が不調なだけだったのか、私には何がそんなによいのか分からなかった。
きっと、温泉の調子が悪かったのだろう。また挑戦してみたい。

○温泉メモ
 泉質=単純泉
 浴槽の温度=41~44℃
 住所=山梨県甲府市太田町11-5
 TEL=055-232-0974
 営業時間=14:00~21:00(日曜日は7:00~)
 定休日=木曜日
 入浴料金=380円

すみよし健康ランド

Imgp7940_1Imgp7934_1Imgp7949_2

鮮やかな色に目を奪われた温泉。どんな湯かと思って、浸かってみると、なんだか腑に落ちない。
湯口では微かに香る匂い。モール臭だろうか? 少しつるつるするが、浴感が薄い。
大きな浴槽で、隅のほうではバイブラバスになっているので、槽内循環かと思いきや、湯口付近で見る限り、細かな湯かすが多く、濾過しているようには見えない。
サウナと井水掛け流しの水風呂もある。

Imgp7944_2館内は薄暗く、全盛期をとうに過ぎた感じで寂れている。
浴室に入ったとき、先客が一人出たところで、後は独占状態だった。土曜日のお昼のことである。

Imgp7935_1ところで、場所が分かりづらい。国道20号と県道113号の交差点(下小河原立体)の角、国道20号の東京方向沿いにあるのだが、知らないと気がつきにくい。
交差点より手前(国道20号沿い)にも入り口があるので、車の場合、そちらからの方が入りやすい。

○温泉メモ
Imgp7958_1 泉質=単純温泉
 成分総計=747mg/kg pH=7.7
 浴槽の温度=41℃、22~25℃程(水風呂)
 住所=山梨県甲府市住吉5-21-1
 TEL=055-241-4561
 営業時間=10:00~22:00
 入浴料金=480円
                   → 館内に貼ってあったポスター
                      時間が止まっている?

国母温泉

Imgp8040甲府の市街地の真ん中、県道3号沿いに建っている銭湯。
甲府盆地の温泉の実力を知りたければ、まずここに出かけることをお勧めする。
こんな街中の銭湯に、これほどのお湯が湧いているのだ。

私が入ったときは、モールは言われるほど感じず、薄緑色がかった透明で、湯口では国母・昭和あたり共通の癖のある匂いがするが、浴槽では仄かに温泉らしい匂いがする程度。
泡付きが物凄く、これだけが強く主張しているが、全体的には上品で慎ましい感じのお湯だ。
とはいえ、浴感が弱いわけではなく、むしろ通を唸らせるのではないだろうか、よき温泉の品格を感じる。
浴槽は3つあり、全てかけ流し状態だったが、右奥角の浴槽が一番湯の鮮度が高くてお勧めだ。

Imgp8041_1なお、ここは銭湯といいながら、サウナ、水風呂、ラドン浴室といろいろ付いている。
水風呂はおそらく井水の掛け流しで、冷たすぎず気持ちよいのだが、サウナから出てきていきなり入る人がいるのが残念。



【2008.5.5 追記】
国母温泉は源泉不調のため暫く休業していたいようですが、新源泉を掘った模様で、営業再開しています。新しい分析表が掲示されていましたのでアップしておきます。新源泉の特長は以前のものとよく似ていますが、泡つきが1/10程に激減したことと、湯の花が多く舞っている点が異なります。


Imgp7931_1○温泉メモ
 泉質=ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
 pH=6.7
 浴槽の温度=40℃、25℃前後(水風呂)
 住所=山梨県甲府市国母1-3-4
 TEL=0553-224-6804
 営業時間=9:30~22:00 定休日=水曜日
 入浴料金=380円

Imgp9976_2 

正徳寺温泉<初花>  ☆☆

Yokujou最近、山梨の温泉13箇所を初入浴しました。国母温泉や玉川温泉など、有名どころも多かったのですが、なぜ今まで入っていなかったかというと、正徳寺温泉「初花」のせいです。ここがあまりに気に入っているので、山梨に行くと、他を回る気が起こりませんでした。

その「初花」も、最近不調な気がするのですが、自分の中で要求が高まったための錯覚か判然としていません。モール臭が消え、ヌルツルが弱くなった気がするのですが、それでも「さらさらとした」「天国的な」という表現がここほど合う温泉って、ちょっと思い当たりません。
ここに温泉の力を求めてはいけません。魅力はあくまでさらさらとしたお湯の心地よさ。表面的な心地よさともいえそうですが(肌で感じるだけの)、それでもいいのではないでしょうか。

加えて、奥のほうの浴場ですが、源泉投入口のすぐ横に陣取って、露天の方を眺めていると、緑が多くて、こんないい気分になるところは他にありません。私はこの空間が大好きなのです。
山梨の他の温泉をたくさん巡って、改めて初花に入ると、ここはやはり充実感があります。堂々の貫禄です。
Syoumengenkan_2湯づかいは、内湯の源泉槽が源泉そのままの掛け流し。もうひとつの内湯槽が加熱掛け流し+槽内循環と思われます。露天は循環です。露天には小さなサウナ小屋と井水による水風呂があり、水風呂は掛け流しです。この水風呂があるのも通ってしまう理由のひとつです。



Imgp8053けっこう前になってしまいますが、喫煙できるウッドテラスができました。桃畑を眺められてよい雰囲気です。ここも禁煙ならいいのに…。

以前の記事= http://hiro33.cocolog-nifty.com/ichiyu/2005/06/post_d499.html



Imgp8065_1 ○温泉メモ
 泉質=アルカリ性単純泉 pH=9.3
 成分総計=380mg/kg  (メタケイ酸116mg)
 浴槽の温度=36℃(源泉内湯)、40℃(加熱内湯)、
         38℃(露天)、25℃(露天水風呂)
 住所=山梨県山梨市正徳寺1093-1
 TEL=0553-22-6377
 営業時間=10:00~21:30 定休日=木曜日(祝日振替)
 入浴料金=600円

Syokujidokoro_1Imgp7561Imgp7564
写真は「湯の花御膳」 一の膳、二の膳 2,100円

玉川温泉

Imgp7928_1ピンクでなくてグレーです。この意味が分かったら、けっこう温泉マニアですね!
有名処を落としている身で、いつも気になっていたところ。今回の初入浴で、3年越しの借金を返した気分です。

湯口の匂いを嗅げば、ホテル昭和、HOTEL1-2-3、フカサワと、共通しているあれです。
ここは泡つきは、それほど多くありません。マニアに受けたのは、ざばざばと溢れ出る様でしょうね。 温泉は正直、それほどのものを感じませんでしたが、周辺の環境はなかなか素敵です。晴れていたので、富士山も綺麗でした。

Imgp7922_1ここのおばさんが、明るくて世話好きな方。
車のナンバーから遠征と知ってか、紙パックの日本茶をご馳走してくれました。
ボクのような温泉馬鹿にも慣れっこのご様子で、ボクが何か言うと「皆さん、そう言うの」といった具合。 近隣の有名温泉処も掌握済みのご様子。でも、すぐご近所のフカサワ温泉にも入ったことはないそうです。
常連客に「もうあがっちゃうの、1時間くらい入ってないとだめよ」とか言っておられました。
そうですよね、ぬる湯なんですから…。今回は駆け足で(11湯はしご中)、長湯できなくてごめんなさい。

Imgp7929 ○温泉メモ
  泉質=ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
  pH=7.7 成分総計= 1,230mg/kg
  浴槽の温度=39℃(掛け流し)、
        36℃(ジェット付き、おそらく循環)
  住所=山梨県甲斐市玉川1038
  TEL=055-276-5151
  立ち寄り入浴時間=9時30分~21時
  入浴料金=500円

フカサワ温泉

Imgp7912市町村合併が進んだ山梨県。南アルプス市、笛吹市、甲斐市と、なかなかネーミングが素敵です。歴史とロマンを感じさせてくれる県なのですねぇ~。
甲府盆地の中心部には、もう○○郡○○町なんて、なくなったのかと思いきや、フカサワ温泉の住所は昭和町のままでした。
見通しのよい道路沿いに、なかなか立派に構えています。

Imgp7916フカサワ温泉が甲府盆地の温泉らしいところは、泡つきの多いところ。
ただし、源泉は熱いものです。熱いのにアワアワなのだから、甲府盆地の地下構造は一筋縄ではいきません。

ここは、小振りながら露天風呂もあって、なかなか素敵な浴場になっています。内湯には大小の浴槽があり、どちらも掛け流しですが、小さい浴槽の方が圧倒的に泡つきが多く、ここのお湯が一番よい状態に感じました。

Imgp7917匂いはこの辺りに共通したエグい匂いがしていますが、はっきり感じ取れるのは湯口だけです。
全体的に温度が高めですが、ボクはもう少し温い方が好きです。
熱い湯では、よほど温泉に力を感じないと、カラスの行水で終わってしまいますが、フカサワはそういうお湯の域まで届いていないようです。これは、泡が多いというのとは別次元のものです。


○温泉メモ
  泉質=ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉 pH=7.3
  成分総計= 1,402mg/kg
  浴槽の温度=43℃、41~42℃(内風呂)、41~42℃(露天)
  住所=山梨県中巨摩郡昭和町西条1961-1  TEL=055-275-5361
  立ち寄り入浴時間=9~22時
  入浴料金=420円

HOTEL1-2-3 F&B 甲府

Imgp7905甲府界隈には、温泉付きのビジネスホテルが少なくない。
温泉巡りを始めた当初から、ときどき利用しているが、ここは初めて。
国道20号沿と県道3号の交差点の角地にある。甲府盆地の中でも温泉銀座のど真ん中のところだ。

湯は少し黄色味を帯びた透明。湯口ではホテル昭和と同じようなエグい匂い(モール臭の一種か?)がするが、浴槽ではあまり感じない。
ホテル昭和とは違い、熱い湯で長湯はできない。

Imgp7897浴場は内風呂と露天とあるが離れており、服を着直さないとならない。
露天には、内湯と外湯とがあり、写真は露天内湯。写真は撮れなかったが、内風呂のほうが広くて雰囲気がよい。
湯は、内風呂、露天内湯、露天外湯の順に新鮮さを感じた。どこも非加熱掛け流しのようだ。
露天、内風呂とも水風呂が付いているほか、内風呂には打たせ湯も付いている。
甲府界隈にある他のビジネスホテルよりも明るい雰囲気でよいが、温泉そのものは、まあまあといったところ。

○温泉メモ
  源泉名=信玄温泉
  泉質=単純温泉 pH=7.6
  成分総計= 742mg/kg
  浴槽の温度=43℃(内風呂)、42℃(露天内湯)、41℃(露天外湯)
  住所=山梨県甲府市国母8-1-1 TEL=055-221-7000
  立ち寄り入浴時間=未確認(朝6時から入れるみたいです)
  入浴料金=忘れました(500円前後)
  HP= http://www.hotel123.co.jp/lineup/kofu.html

緑が丘温泉

Imgp7893甲府盆地のはしご湯計画の一番打者を考えていたら、早朝から開いているここになった。
甲府駅の北側の住宅街にある温泉銭湯だ。銭湯っぽくない造りだが、銭湯料金で石鹸等も置いていない。
浴槽は2つあり、ぬる湯と熱い湯になっている。
無色透明で、カルキ臭あり。このブログで、ここまであからさまなのは初めてだ。でも今回は、はしごしたところ11湯、全部書くつもりだ。
カルキの匂いは困るが、その割には柔らかい感じのするお湯で、温泉を感じることができた。
アルカリ性単純泉と書いてあったような気がしていたが、ネットで調べると塩化物泉らしい。

○温泉メモ
  浴槽の温度=38℃、43℃
  住所=山梨県甲府市緑が丘1-12-14  TEL=055-252-5485
  立ち寄り入浴時間=6~21時(12~14時は昼休み、サウナは14時から) 火曜定休
  入浴料金=380円

手賀沼温泉<満天の湯>

Imgp7571_1常磐線と東武伊勢崎線の通る一帯は、高深度掘削すると素晴らしい温泉が湧き出る、眠れる温泉の宝庫です。
ボクが温泉に開眼したのも、柏や越谷の「ゆの華」があったらばこそ。
それだけに、柏にもほど近い手賀沼に、掛け流しの強塩泉が楽しめる施設ができたと知り、期待して乗り込みました。

朝10時過ぎに到着すると、駐車場はほぼ満車状態。オープン間もないのに人気があります。
玄関に入るとすぐ、多摩境の「いこいの湯」になんだか似ているなと思いました。
露天風呂は、なんだか高崎の「湯都里」の露天風呂を一回り小さくしたような設計です。
それでも、柏の「ゆの華」とは比較にならない広さがあり、掛け流し量もけっこうな数字になるのではないでしょうか。
加熱していますが、よいお湯です。緑色ですが、柏が黄色っぽいので、少し違う感じもします。
強塩泉なのに火照らないというか、どことなく重曹泉のような感覚があることが共通していますが、柏ほど鉄分を感じません。
柏が30g/kg超えなのに対し、手賀沼は20g/kgと、相対的には薄めです。

Imgp7580_1それにしても、期待の非加熱源泉槽はなし。なんで? なんで?
露天の出来がいいだけに、非加熱源泉槽がないのは悔しい。せっかく、源泉はちょうどよい泉温なのに。

←写真は館外にある足湯。温泉の色はこんな感じです。


○温泉メモ
  泉質=ナトリウム-塩化物強塩泉 pH=7.4
  成分総計= 19,625mg/kg
  浴槽の温度=40℃~
  住所=千葉県柏市箕輪68-1 TEL=04-7191-4126
  立ち寄り入浴時間=9~24時 無休(点検日を除く)
  入浴料金=650円(平日)、750円(土・日祝)
  HP= http://www4.ocn.ne.jp/~manntenn/index.htm

ゆくら妻有

Imgp7884ゆくら焼失事件後の再訪。
ちょっと分かりにくい場所にあって、久しぶりの今回も少し迷いました。
石油臭さが目立った、よく温まる塩化物泉。べたつく感じがしますが、よいお湯だと思います。
前回訪れたときは、露天風呂があることに気が付きませんでした。
焼失してしまったので、比べようがないのですが、新しい露天は狭いながらもいい感じです。
建物が川沿いに建っており、露天風呂が川沿いの緑地を見渡せるようになっているのです。

Imgp7886_2  ○温泉メモ
   泉質=ナトリウム-塩化物泉
  成分総計=7954mg/kg pH=7.6
  浴槽の温度=43~44℃
  住所=新潟県十日町市芋川乙3267番地
   TEL=025-763-2944
  営業時間=10~21時 定休日=毎週水曜日
  入浴料金=500円
  HP= http://www.nakasato-21.com/yukura2/sisetu/

宮野原温泉<宝山荘>

Imgp7882ここはマニアに評判のお湯だが、狭い浴室に客がたくさんいてイモ洗い状態だった。
夕方に訪れたのは失敗だったが、それにしても浴室の魅力が乏しい。

お湯はツルツルし、泡つきが多い。
アワアワ湯というと、ぬる湯のイメージがあるが、ここも源泉は34℃程度のぬる湯だ。
なのに、浴槽の湯はかなり熱い。なぜ、こんなに熱く加熱するのだろうか?
せめて非加熱槽が併設されていればよいのに…。

○温泉メモ
  泉質=アルカリ性単純泉
  成分総計=542mg/kg
  浴槽の温度=43℃
  住所=新潟県中魚沼郡津南町上郷宮野原65-1 TEL=025-766-2600
  立ち寄り入浴時間=10~20時
  入浴料金=400円

多宝温泉<だいろの湯>

Imgp7829_1 新潟平野には、海沿いに小さいながらも山がありました。
そして、その山の麓といってもよさそうなところに、この温泉はありました。
大規模な日帰り温泉施設で、新潟では珍しいらしい(僕はよく知らない)硫黄の香り濃い温泉です。これほどまで正統派で良質な硫黄のお湯は珍しいのではないでしょうか?
無色透明ながら、硫化水素イオンは70mgを超え、味も硫黄の苦味たっぷりです。

この1号源泉は、露天風呂の大きな浴槽に注がれています。露天風呂といっても、屋根があるので、半露天といったほうが正確かもしれませんが、男風呂の場合、横に完全な露天風呂があり、一体感があるので、とても開放感があります。
一方、その完全な露天風呂には、低温の2号源泉が非加熱で掛け流され、冷たすぎない水風呂になっています。
混雑を除けば、まるで僕のために配慮されたかのように理想的な温泉環境です。素晴らしい!
2号源泉は、内風呂では加熱された状態で掛け流されています。どこまでも掛け流しであることが、首都圏の日帰り温泉施設とは一線を画しているところです。新潟の温泉ファンは幸せです。

道中、ガソリンスタンドと雑貨店で場所の確認をしたのですが(マイカーにはナビがない)、ガソリンスタンドでは、隣の会話に、この施設の名前が出ていましたし、雑貨店のお婆ちゃんは「とてもいいお湯ですよ」と嬉しそうに話されていました。
地元の方々にも、とても愛されているようです。

○温泉メモ
  泉質=1号源泉:含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
         泉温55.2℃、湧出量=162ℓ/min
         2号源泉:含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉(アルカリ性低張性低温泉)
         泉温25.8℃、湧出量=838ℓ/min
  成分総計=1,875mg/kg(1号源泉)、1,553mg/kg(2号源泉)
  浴槽の温度=41℃(1号源泉)、27~28℃(2号源泉=露天)、41℃(2号源=内湯)
  住所=新潟県西蒲原郡岩室村石瀬3250   TEL=0256-82-1126
  立ち寄り入浴時間=10~22時
  入浴料金=800円

苗場温泉<雪ささの湯>

Imgp7735Imgp7747Imgp7750スキーシーズンが終わった苗場は、忘れられた町のように静かだった。
改装して間のない「雪ささの湯」は、以前は「ホテルさかえや」といったらしい。
内装は綺麗だが、建物の外観はビジネスホテルのようで、国道17号沿いの立地といい、温泉情緒には乏しい。
それでも、露天風呂が設けられ、冬には雪見風呂ができるようだ。
お湯は鉄分濃いオレンジ色のお湯で、べとつく感じがする。
あまり長い時間は入っていられないが、パワフルな湯が好きな人には感じるところがあるかもしれない。冬向きかなぁ。

Imgp7729

Imgp7761Imgp7760




○温泉メモ
  泉質=カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉
  成分総計=5.0g/kg pH=7.0
  浴槽の温度=43℃
  住所=新潟県湯沢町三国355
   TEL=025-780-9500
  営業時間=9~22時(冬期)、9~21時(夏期)
  入浴料金=800円 ※600円になる割引券が苗場プリンスホテルに置いてありました
  HP= http://kin611.com/yukisasa.html

広河原温泉<旅館 峰>  ☆

Imgp7709群馬のぬる湯では川古温泉浜谷旅館が有名だが、同じ源泉を引いた広河原温泉というのがある。
それほど知られていないようだが、ここがたいへん素晴らしかった。

午前中とはいえ、貸切状態で入浴することができて幸せだった。ぬる湯で長時間まったりするなら、客が少ない方がいい。


Imgp7711浴槽で38~39℃の石膏泉。よく泡がつき、ツンと酸っぱいような硫黄臭がする。霧積温泉金泉館によく似たお湯だが、広河原温泉のほうが泡つきは多いかもしれない。細かな泡が体にまとわりつくようなタイプではなく、やや大きめの泡で、山口温泉のそれに少し近い感じだ。
浴場の雰囲気も良く、窓を開ければ半露天気分で、満足至極。これだから温泉巡りはやめられない。



○温泉メモImgp7720
  泉質=カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉
  浴槽の温度=38~39℃
  住所=群馬県利根郡みなかみ町相俣2617
   TEL=0278-66-0155
  立ち寄り時間=要問い合わせ
  立ち寄り料金=1,000円

半出来温泉<登喜和荘>

Imgp7692_1 「半出来」というのは奇妙な名だが、この辺りの地名らしい。
温泉が中途半端な出来というわけでは決して…。と、口篭ってしまうところが半出来らしくて素敵だ。

決して一流ではない、ここは一部の隠れファンがいる料理店の趣き。
看板は字が読めず、店内は壁が禿げ、メニューはしみだらけ。
けれど、毎週末になると、ここだけの味を求めて常連客がやってくる。
でも大事な人を連れてくるのはちょっと躊躇うな。そんな温泉宿だ。

Imgp7682_1 お湯はよい。露天より内湯。内湯でこの温泉がちょっといい食塩泉だと気づく。
露天はまた別の楽しみ。温いので長湯好きには嬉しい。でも、もっと嬉しいのが、手作り感。
自宅の庭に露天風呂、造っちゃいました。そんな感覚。周りは静かでとても和む。





Imgp7693結局、どれもこれも格別なものはないのに、年に1回くらいのペースで訪れている。
なんとも不思議な魅力だ。自分の家の庭に半出来がほしいな。











Imgp7687_1○温泉メモ
  泉質=ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
  成分総計=4.96g/kg
  浴槽の温度=内湯40℃、露天36~37℃
  住所=群馬県吾妻郡嬬恋村今井97-1
   TEL=0279-97-3373
  立ち寄り時間=8~20時
  立ち寄り料金=400円
  HP= http://www.nande.com/tokiwasou/

« 2007年4月 | トップページ | 2007年6月 »