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2007年6月

岩下温泉旅館(旧館)

Imgp8465山梨には、普通の人なら文句が出るくらい冷たい温泉がいくつもある。
怪我の湯治で有名な下部温泉もそうだが、ラジウムで名高い増富温泉然り。
そして、甲府盆地では、この岩下温泉だ。
山梨最古の温泉と謳っている。

分かりづらいところにあり、雁坂道からけっこう離れている。
走湯(そうとう)神社の近くなので、地図で神社を確認するとよいだろう。

Imgp8426岩下温泉旅館は旧館と新館とに分かれており、日帰りできるのは旧館の方。
男女別のやや狭い内湯のほかに、有名な混浴の大浴場がある。露天はない。
男女別の内湯は、浴槽が二つあり、一つは非加熱掛け流し、一つは加熱循環のようだ。
循環とはいえ、客もまばらで、湯が死んでいるという程でもなく、消毒臭も皆無だった。
大浴場のほうは、男女別の内湯と廊下ひとつ隔てた向かい側にあり、脱衣所はないので、裸で廊下を渡る。

Imgp8442_1浸かってみると、イメージどおり下部温泉の源泉館の記憶が甦る。
湯口では温かみを感じるものの、大きな浴槽の湯は、湯などというものではなく、
どうみても水である。成分総量も200mg程と薄く、無色透明で匂いもない。

たしかに冷たいのだが、私が水風呂好きということもあって、なかなか素敵な水風呂大浴槽だなという感想。けっこう長く浸かってしまった。
不思議なことに、体が冷えるという感じはせず、出るのが惜しまれるような心地よさがあった。夏ということもあるだろうが…。
何しろ薄いが、CaとHCO3の比率が高めで、温泉の性格もそれらしいところがあるような気がする。さらさらとして清澄な、という印象。

Imgp8449_1 ○温泉メモ
 源泉名=岩下温泉(第二湧泉)
 泉質=アルカリ性単純温泉
 成分総計=217.4mg/kg pH=8.7
 浴槽の温度=29~30℃(源泉槽、6月)
 住所=山梨県山梨市上岩下1053
 TEL=0553-22-2050
 入浴料金=300円(1時間程度)
 営業時間=9:30~20:00
 休館日=毎週月曜日
 HP= http://iwashita.fruits.jp/index.html

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こちらは新館の玄関。    旧館大浴場の上は、休憩室になっています。

シエスパで起きたこと

渋谷・松濤の女性専用の温泉施設「シエスパ」でメタンガスの爆発事故があり、従業員が休憩に利用する別棟が吹っ飛んだようです。これほどの衝撃的事件は、温泉関連では初めてではないでしょうか。

温泉に含まれるガスは、普段温泉臭の一部として楽しんでいるところがありますが、改めてその怖さを感じました。破壊した建物の映像を見ると、爆発の凄さが伺えます。
亡くなられた方
ご冥福をお祈りします。

今後、行政により、運用面の安全管理や管理委託について規準やガイドラインが作られることを期待します。

ももの里温泉

Imgp8409ももの里温泉は、同じ山梨県の桃の木温泉と名が似ていますが、まったく別の温泉です。
笛吹市営の施設で、成分総計が124mg/kgと非常に薄い温泉ながら、pH が9.7と高アルカリで、つるつるします。
残念ながら、湯づかいは悪く、全ての温泉浴槽が循環。露天では薄っすらと消毒剤混じりの甘い匂い、内湯では濃い目のカルキ臭がします。
湧出量は880L/分もあるので、掛け流しされないのがとても残念です。
しかしながら、ここは環境がよく、湯船からの眺めもご覧のように 素晴らしいものです。

小さいサウナもついており、水風呂は掛け流されていました。井水でしょうか。
温泉の源泉は32℃なので、温めの水風呂として提供しても面白いだろうなと思います。

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○温泉メモ
 源泉名=一宮町金沢温泉
 泉質=アルカリ性単純温泉
 成分総計=124.2mg/kg pH=9.7
 浴槽の温度=41℃前後
 住所=山梨県笛吹市一宮町金沢387-1
 TEL=0553-47-4126 入浴料金=600円
 営業時間=10:00~21:00
 休館日=毎週木曜日(祝祭日の場合は翌日)、その他管理上必要な日

天気は大晴れ

土曜日に山梨に行ってきました。国道20号を逸れて、県道34号に入ると、丘の上を走らされます。ちょうどフルーツラインと平行に盆地の脇を走っている感じになります。右手には(対岸という感じです)ほったらかし温泉のある山々、眼下に盆地(山梨市)、目の前にはアルプス山脈。あまりの眺めのよさに唖然。一瞬、雲の上を走っている気がしました。

ところで、大河ドラマ放送もあって、あちこちで「風林火山」の旗が見られました。今日一日で200本は見たと思います(笑)。

今回の湯巡りは4湯。初訪問2湯(おいおい記事にします)、再訪2湯です。
再訪1湯目は、初花。今日の湯は全盛期そのものでした。梅雨入りを小馬鹿にしたような快晴でしたが、こんな日がいいとかあるのかな??? 久々に満足。ここはいい。
再訪2湯目は、おふろの国。先日の記事に追記しておきました。あわせて、感動マークも取り消し。悪くはなかったんですが、難しいなぁ。

焼津黒潮温泉<元湯 なかむら館>

Imgp8209焼津港から200~300メートルしか離れていないところにある銭湯のような施設。
銭湯のように大きくはないが、旅館でもないので、なんだか中途半端だが、焼津黒潮温泉の元湯である。
駅近隣の温泉施設でもこのお湯が使われているらしいが、掛け流しの本物はここで楽しめる。源泉は50℃を超えるので、非加熱だろう。

海水よりはだいぶ薄く、マグネシウムが意外と少ないが、それでも海水型のタイプだと思う。
熟成感にはいくらか遠いが、濃厚で疲れるお湯が好きな人は反応するだろう。
飲んでみたが、突き刺さるような苦味。雲見の赤井浜露天を思い出す。最悪の不味さだ。それだけ温泉が強烈ということ。

浴室は換気がよいとは言えず、これだけ強いお湯なので、外気を取り込んだほうがよいと思う。

Imgp8214_1○温泉メモ
 源泉名=高草1号井・高草50号井混合泉
       (50号井は敷地内らしい)
 泉質=カルシウム・ナトリウム-塩化物温泉
 成分総計=14.8g/kg pH=8.4
 浴槽の温度=41~42℃
 住所=静岡県焼津市駅北1-14-7
 TEL=054-628-4397 入浴料金=400円
 営業時間=14:00~20:00
 休館日=毎週月曜日

赤石温泉<白樺荘>  ☆

赤石温泉「白樺荘」は、2009年6月14日に閉鎖されました。

Imgp8164双方向車線の舗装道路で辿りつくことができるのに、随分と山奥に来た感じがする。
落石が激しく、至るところに大小さまざまな石が転がっており、カーブが多いので対向車にも気を遣う。
危険が伴う道で、運転にも疲れたが、温泉はそんな苦労の甲斐あるものだった。

玉子臭ではなく、何らかの温泉臭という感じで慎ましい硫化水素臭がする。
肌触りは柔らかく、あまりに肌になじむので、一瞬、少し酸性じゃないかと思ったが、逆にアルカリが高いお湯だ。
つるつるするが、重たい感じではなく、さらさらとしている。
温泉の刺激は、硫化水素、高アルカリから、癒し系温泉を特徴付けているお湯の優しさは、重曹成分と、もしかしたらメタ珪酸からきているのだろう。温泉の美しいハーモニーを感じる。 素晴らしい!

Imgp8181_1浴槽は内湯が2槽あり、片側から溢れた湯がもう片側に流れ込むので、温度差が出来ている。
窓は開け放されており、外気と緑の眺めが心地よい。白樺も見えるが、多くはない。

市営であり、入場無料というのが驚き。
施設はだいぶ老朽化しており、近い将来に取り壊されるらしい。
食事はできるが、宿泊はできない。宿泊する場合は、畑薙(はたなぎ)ロッジが近くにあり、1泊2食付5,600円で利用できる。

○温泉メモ
 源泉名=井川赤石1号温泉
 泉質=単純硫黄温泉
 成分総計=702mg/kg pH=9.3
 浴槽の温度=40℃、38~39℃
 住所=静岡県葵区田代1105
 TEL=054-260-2021  入浴料金=無料
 営業時間=10:00~16:00
 休館日=火曜(祝日の場合は翌日)、8月と11月は無休
       年末年始(12月29日~1月3日)


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口坂本温泉

Imgp8150すれ違うのもままならない山道を延々と進み、口坂本という奇妙な名前の集落に辿り着く。集落というほどの規模も感じず、山道沿いにときどき民家がちらちら見える程度。
あまりに寂しいところだが、温泉はなかなか面白い。
「美肌湯」にも勝っているのではないかというほど、つるつるした肌触りが強烈だ。油のような感触とさえ感じたのは、ここがはじめて。
pHは優に10越えかと思われたが、9未満。こうも強い「つるつる」の原因は、やはり炭酸イオン(CO3-)= 54.1mg/kgか。
今まで数百という温泉に入ってきたが、「つるつる」では、ここか「美肌湯」が筆頭に挙がる。
もっとも、いまだ中山平には入っていないので悪しからず。

Imgp8152民宿もあるが、今回入浴したのは市営の日帰り施設。
露天は掛け流しのように見えたが、加熱していて残念。内湯は循環していたが、湯口近辺ではむしろ、露天より温泉の魅力が引き立っていた。
消毒表示があったが、犬のような嗅覚の持ち主でなければ、さほど気にならないだろう。
「つるつる」以外に特筆するところがないので、これにあまり執着のない私には、再訪したいというほどの魅力はなかったが、露天風呂の雰囲気は悪くなかった。

Imgp8153_1 ○温泉メモ
 泉質=含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩温泉
 成分総計=1,161mg/kg pH=8.9
 泉温=36℃ 浴槽の温度=40~41℃
 住所=静岡県静岡市葵区口坂本652
 TEL=054-297-2155  入浴料金=280円
 営業時間=9:30~16:00
 休館日=水曜(祝日の場合は翌日)、 
       年末年始(12月29日~1月2日)
 

平山温泉<龍泉荘>

Imgp8126鄙びが静かで風情あるとは限らない。
床がぎしぎしいっているが、奥ではご老人方のカラオケ交流場となっている。
浴場は客が絶えない。奥まったところにある割には人気がある。

私のようにそれほど年をとっていない温泉ファンは、お湯の良さとムードを求めて温泉に来る。
その点で、田舎のご老人の交流所となっているような処は、お湯の善し悪しは別として、相容れないのだと感じた。

Imgp8122男女別の内湯だけで、男湯の場合、浴槽は3つに分かれているが、お湯の流れは繋がっている。一つ一つは狭い。
分析表をチェックするのを忘れたが、日光湯元や箱根の湯の花温泉でしか嗅いだことがない、化粧品のような甘ったるい硫黄臭がする。
この匂い以外に大きな特徴はない。
冷鉱泉の加熱ではあるが、掛け流しで、湯づかいにはこだわっている様子。
静岡にもこんな硫黄泉があるのだな。

Imgp8118○温泉メモ
 泉質=単純硫黄泉(冷鉱泉)  浴槽の温度=41℃程
 住所=静岡県静岡市葵区平山136-2
 TEL=054-266-2461
 営業時間=9:00-17:00  料金=\500(入浴のみ)

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