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増富の湯

Imgp9977増富は全国屈指のラジウム含有量を誇る温泉で有名なところだ。ここに行く道路も「増富ラジウムライン」という。
増富温泉は効能で売っており、湯治宿のようなところばかりだが、宿泊料金は安くない。

源泉の温度は低く、冷たい源泉そのままに閉鎖的な空間で入浴する。
加熱したり風通しをよくすると、放射能が薄まってしまうからだ。水のように冷たい源泉に入り、併設している温かい白湯で体を暖めることを繰り返して入浴する。
私も高名な不老閣、金泉閣、津金楼に入ったことがあるが、どこもこのスタイルだった。ただし、不老閣と金泉閣は冷たいといっても、30℃くらいはあった。他より暖かい源泉なのだそうだ。
そしてこの2軒はお年寄りで一杯であった。癌患者が湯治することでも有名なので、雰囲気が重く、私は好きになれない。
塩分と鉄分を多く含み、鉄錆色をしているが、新鮮な状況では無色透明なときもあるようで、一度金泉閣で目にしている。
これらは伝統的な増富のラジウム泉だが、現在もラジウム含有量が高いかは定かではない。

Imgp9982本題の日帰り専門施設である「増富の湯」であるが、前述した昔からある増富温泉とはまったく違う源泉と考えてよい。
ネットを見ていると、ラジウムの効用を有難がる記事も目につくが、間違いである。
見た目こそ他の増富温泉と変らないが、放射能は微々たるものなのだ。
それでも、ここの成分の濃いぬる湯は体によさそうに思っていた。
以前は年に何回かは通っていたくらいだ。足が遠のいた理由は、源泉槽を囲うプールのような空間がカルキ臭ばりばりで不快なこと、混雑していること、建物の雰囲気がまるでよくないこと、山梨でも最も奥まった場所に位置していることの4点だと思う。

今回久しぶりに訪れてみて、例のカルキ臭こそ不快なものの、32℃の加熱源泉浴槽(写真)があまりに素晴らしく心地よかったので興奮した。
入った瞬間、他の温泉では感じられないピリピリ感があった。ごく弱く発泡しているが、そのためだけではない。ごく微量に電気を流しているような、体に浸透してくるような感覚。
入った途端、気持ちよくて「ああ、なにこれ」と唸っていたら、あっという間に1時間経ってしまった。
以前は感じたことはなかったが、どうしてだろう?
少しおいてまた出かけたが、前回ほどではないにしろやはり同様の刺激を確認した。

湯使いは上部湯口から冷たい源泉を出し、加熱湯を槽内注入している。循環の有無は分からないが、鮮度感は泉質もあってあまり感じられない。ただし、32℃の加熱源泉浴槽では僅かに発泡もしているので、それほど悪くはないはずだ。
なお、源泉に浸かれる浴槽は3槽あり、皆温泉設定が異なる。冷たい寝湯から一番高いところで35~36℃。風邪をひかないようご注意を。

○温泉メモ
  泉質=含二酸化炭素・ナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉
  成分総計=約10g/kg  pH=6.4
  浴槽の温度=20~25℃(?)、32~33℃、35~36℃
  住所=山梨県北杜市須玉町比志6438
  TEL=0551-20-6500
  入浴料金=700円
  HP= http://www.masutominoyu.com/

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