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2008年7月

白馬塩の道温泉<倉下の湯>  ☆

Imgp0468白馬の温泉は白馬八方温泉があり、至極薄い湯だったが、同じ白馬でも塩の道温泉は性格が全く異なる。
鉄分と塩分の濃い温泉と期待して訪れたのだが、ここのお湯には心底驚かされた。
期待以上の曲者で、分厚い浴感は優れものなのだが、長く浸かっていると体に悪そうなのだ。
金気を含むエグイ匂いはこの辺ではお馴染みの香り。これ以外にも何かしっかりと主張している。
Imgp0470ああ懐かしい、ご無沙汰の油臭がするではないか。しかも、湯口から離れたところでもしっかりと感じる、これは機械油? コールタール?
喜連川早乙女温泉の、あの匂いを少し薄めたような明瞭な悪臭。これは一部の温泉マニアは大歓迎だろう。
これほどアクの強い匂いがブレンドされた温泉は珍しい。このブログを始めて3年になるが、この間に初入湯した温泉では、ここが一番個性的だろう。

Imgp0465味は複雑な甘みと塩辛さを備えた強烈なもの。色も珍しい泥っぽい黄色をしており、五感で楽しませてくれる。
そう、まさに五感で。泉質も個性的だが、ここの露天風呂の景色は実に素晴らしいからだ。

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入ってびっくりの温泉だが、分析表を見て更に驚く。
なんだこれ? このホウ酸の含有量!868mg/kgが本当なら、松之山温泉の2倍以上!? 松之山の日本一って嘘だったの?
それに、ガスを除いて14g/kgもあるのに、強塩温泉とは言わないのだなあ。
マグネシウムやストロンチウムも凄い量だし、砒素も入っている。数値を見ていると本当に体に悪そうだ。
長湯はやめたほうがよいかもしれない(笑)。

なお、ここの源泉はタンクローリーで近隣の施設に運んでいるが、「倉下の湯」が湯本である。
源泉掛け流しを味わうのなら、ここでなくてはならないようだ。

Imgp0472_2 Imgp0474_2 ○温泉メモ
   源泉名=白馬塩の道源泉
   泉質=ナトリウム‐塩化物・炭酸水素塩温泉
   成分総計=不明(17g/kg超え?)  pH=7.1
   浴槽の温度=42℃  源泉の温度=48℃
   住所=長野県北安曇郡白馬村北城9549-8
   TEL=0261-72-7989
   営業時間=10:00~22:00
   休館日=無休
   入浴料金=500円

白馬八方温泉<おびなたの湯>

Imgp0460白馬の温泉では、白馬八方温泉と塩の道温泉が有名のようなので、両者を代表する施設を一つずつ訪問することにした。
白馬八方温泉では露天の風情を求めて「おびなたの湯」をチョイス。
驚くなかれpHは11.5である。おそらく今まで入った中で一番アルカリが強い。
それらしくツルツルするが、成分総計が132mg/kgしかなく、源泉掛け流しではあるが、それほど特色のある湯ではない。
関東地方では丹沢あたりの高アルカリ泉と、肌触りも匂いもそっくりだと思う。

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○温泉メモ
   源泉名=白馬八方温泉第1,2,3号の混合泉
   泉質=アルカリ性単純温泉
   成分総計=132mg/kg  pH=11.5
   浴槽の温度=40℃  源泉の温度=51℃
   住所=長野県北安曇郡白馬村北城9346
   TEL=0261-72-3745
   営業時間=10:00~18:00 (3月は11:00~16:00) ※要確認
   休館日=11月上旬~翌年2月、4月初旬の1週間程度 ※要確認
   入浴料金=500円

小谷温泉<山田旅館>

Imgp0433小谷(おたり)温泉「山田旅館」は標高850mの場所にあり、登録有形文化財に指定されている歴史ある温泉旅館だ。
靴を脱いで廊下を挟んだ直ぐ前に脱衣室があるので、ちょっと驚かされる。
浴槽から溢れた湯が滔滔と流れていく様が心地よい。
源泉の注入は隅にある打たせ湯となっている。
後から「温泉みしゅらん」の記事を見て気がついたのだが、浴槽の横にある浅い部分は寝湯であったようだ。入浴中は気がつかず、不覚であった。
こうしてみると、なんだかスーパー銭湯の原型のようで面白い。

Imgp0428_2お湯は鉄分を含んだエグイ匂い、甘い味。奥会津の玉梨温泉等と似ている。近くの来馬温泉とも似ているが、あそこのように発泡はしていない。
熱めだがすっきりしていて、表面は強いが芯はライトなくらい、この泉質らしいマイルドな印象。それほど疲れない心地よいお湯だ。
ただ、浴槽の縁に敷き詰められ、変色したマットは感心しない。

利用した内湯のほかに別源泉を使った浴室もあるようだが、日帰り入浴は出来ない模様。

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Imgp0445_4Imgp04452 ○温泉メモ
  泉質=ナトリウム・炭酸水素塩泉
  成分総計=3178mg/kg  pH=6.8
  浴槽の温度=42℃  源泉の温度=45℃
  住所=長野県北安曇郡小谷村中土18836
  TEL=0261-85-1221
   日帰り入浴時間=10:00~16:00
   入浴料金=500円

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小谷温泉露天風呂

Imgp0422小谷温泉の奥、雨飾荘の少し上にある。近くまで車で行ける。
雨飾荘で管理しており、宿と同じ源泉らしい。
なかなか風情ある露天風呂で、野湯に近いのかなと想像していたが、しっかり管理されている。
ただし、お湯は激熱で入れない。思い起こせば、どんなに熱くても1秒だけ浸かったり、やむなく加水して入るということがあったが、洗面器で汲んで浴びるだけに止めたのはここが初めてだ。
舐めてみると、けっこうしょっぱかった。

Imgp0423_3○温泉メモ
  泉質=ナトリウム・炭酸水素塩泉
  浴槽の温度=48℃~50℃?
  住所=長野県北安曇郡小谷村中戸18926-1
  TEL=0261-85-1607(雨飾荘)
  雨飾荘の営業期間=4月下旬から11月中旬
   入浴料金=寸志
   HP= http://www.valley.ne.jp/~a-kazari/

あ、いたた

白馬・小谷方面に遠征してきました。
1泊2日で白馬蓮華温泉ロッジに素泊まりしましたが、内湯で服を脱いでいるときに、突発的に腰の具合がおかしくなりました。
持病の椎間板ヘルニアで、悪くすると、2年半前のように何日も立ち上がることすらできなくなります。
長距離運転がたたったのでしょうか。ここについたなり、疲れて30分ほど窓を開けて転寝してしまったのも影響しているかもしれません。少し寒いくらいでしたので…。
ここ半年くらいは調子良かったのですが、なんでここで、という感じでがっくりです。

Imgp0347_3 おかげで、ここまで来て野天巡りは断念せざるをえませんでした。
いずれまた訪れる機会があるとよいなと思います。
ここ以外の訪問予定地は全て制覇したので、おいおい報告していきたいと思います。

今日は短い夏休みの最終日ですが、コルセットを着けた状態です。
やれやれ。

来馬温泉<風吹荘>

Imgp0420たくさん温泉をまわっていると、自分の好みがはっきりしてきて、頭の中に理想的な温泉像が描かれる。
鉄や土類が主張し、さっぱりして、泡つきが多く、硫黄のスパイスがあれば上出来。
来馬(くるま)温泉に浸かったとき、このタイプに最も近い温泉ではないかと思った。
ぬる湯好きの私には42℃ほどの温泉は熱すぎるが、その点を除いては完璧ではないか…。

Imgp0412 奥会津の玉梨温泉の発泡度を数段上げたような強烈な温泉。
玉梨温泉のように甘く複雑な味。匂いはこのタイプとしては珍しく後ろに硫化水素臭を感じる。
泡つきはCO2のもので、普通は湯口でしか感じられないことが多いが、ここは別格で湯船の中に泡々がたくさん留まっていて刺激的だ。


Imgp0416これは最高評価か? と喜んで入っていたが、喜びはそう長く続かない。なんだか疲れる。
出たり入ったりするが、とても疲れる温泉で幸福感とは程遠いと気が付いたしだい。
温泉とは難しいものである。

しかし、これほど強い温泉にもへこたれない方もいらっしゃることだろう。温泉マニアなら是非お試しあれ!

なお、風吹(かざふき)荘の近辺は、道の駅があるほか、コンビニや飲食店がないので、ご注意を。 風吹荘では、お昼時間に手打ち蕎麦も味わうことが出来るそうなので、予約してみては?

Imgp0403_4 ○温泉メモ
  泉質=ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物温泉
  浴槽の温度=42℃  源泉の温度=56℃
  住所=長野県北安曇郡小谷村北小谷1283-1
  TEL=0261-85-1144
   日帰り入浴時間=11:00~20:00(最終受付 19:15)
   入浴料金=400円
   HP= http://www.valley.ne.jp/~kazafuki/

沢渡温泉<梓湖畔の湯>

Imgp0240沢渡温泉と書くと、群馬県にある「さわたり」温泉が有名だが、こちらは岐阜県との県境に近い長野県にあり、「さわんど」温泉と呼ぶ。白骨温泉の玄関口とも言える場所だ。
こじんまりとした浴室の「梓湖畔の湯」だが、開放感ある分、沢渡温泉の中では目を引く。

Imgp0238奥飛騨温泉郷の有名処よりも、ある意味力強いお湯という気がする。断っておくが、成分は薄い。硫黄こそ感じないものの、焦げた感じの匂い、干物臭もあるかもしれない。
湯の花も浮かぶが、湯の色は透明。源泉は熱いが、湯船ではやや熱めなくらい。加水はあるようだ。
浸かってすぐは「こんなものか」と思うかもしれないが、じっくり浸かっていると次第に湯の素晴らしさが分かってくる。

Imgp0239初めて訪れたときは、朝早い時間で1時間以上独占状態。露天でごろごろ、ゆっくり楽しんだのだが、今回は露天は虫の死骸が多かったので、内湯にばかり浸かっていた。
あまり知られていないが、食事こそ出ないものの休憩所でゆっくりすることもでき、なかなかいい施設だと思う。



Imgp0236_3 ○温泉メモ
  泉質=単純温泉
  浴槽の温度=42~43℃
  源泉の温度=65℃
  住所=長野県松本市安曇沢渡4159-14
  TEL=0263-93-2380
   営業時間=10:00~20:00
  定休日=なし
   入浴料金=700円
   HP= http://www.sawando.ne.jp/kohan/index.htm

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