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2008年9月

玄そば 東風

Imgp1343三軒茶屋にある蕎麦屋「増田屋」が3年半前に新装した洒落た店だ。
私はここを蕎麦屋と呼びたくない。蕎麦酒房というにふさわしい。酒を呑まずしてこの店を評するなかれ。

今や日本酒という酒の文化を自宅やありきたりの居酒屋で楽しむのは難しい。本当に美味い日本酒が手に入らないからだ。それを呑みたければ、「東風(こち)」のような店に行くのが手っ取り早いということになる。
都心にある日本酒を呑ませる高級居酒屋よりも、「東風」はきっと真面目だろう。店のセンスは、まず酒を選ぶところから始まるのじゃないかとさえ思えてしまう。肴それぞれにもこだわりを感じる。手抜きの品がない。器もいい。

Imgp0684それにしても、この店の蕎麦は変わっている。何しろ他に見たことがないほど細く、懐石料理のような蕎麦である。普通の蕎麦好きには違和感を与えるかもしれない。しかし、慣れてくると、これが蕎麦の風味を引き出す一つのスタイルと思えてくる。最初は分からなかったが、実に風味のある蕎麦だ。正に蕎麦好きのためにあるような店。マスコミの評価など気にせず、味覚に自信のある蕎麦好きは通われよ。
「東風」の蕎麦は複数産地のものを日替わりで出しているので、食べ比べも面白いかもしれない。

Imgp0671平日の夜等、一人で酒を嗜むファンも珍しくなく、それにしても空いていて、何とも居心地の良い空間となっている。
繰り返すが、私はここを単なる蕎麦屋とは思っていない。店を出るとき、いつもこんなに満足感を与えてくれる店が他にあるだろうか。

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冷酒では「妙の華」や「王禄」のような華やかな品もよいが、「田从(たびと)」も日本酒らしい辛口の逸品でお勧め。
蒲鉾は歯ごたえしっかり。美味い!
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焼き味噌もなかなか。                野菜天は塩で頂きます。

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田舎蕎麦(会津産)                  せいろ(茨城産、他に北海道産、会津産等)

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蕎麦湯は白濁、とろ~り♪             にしんそば     
                              わかめに箸をつけたときから美味ショック
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ぬる燗でもまったり                  梅酒もあります

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お洒落。でも落ち着く。

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東京都世田谷区三軒茶屋1-21-9  Tel. 03-3421-5892
11時半~15時 17時半~22時(日曜日は21時まで)  月曜定休

◇ 気に入り度
 蕎麦      AA
 つゆ      AA
 酒の取り揃え AA
 料理・肴    A
 雰囲気     A

鳴子温泉<福の湯>

Imgp1090鳴子に新しく日帰り温泉施設が出来たとということで、楽しみにして伺った。
事前にキャッチした情報では、白濁系の濁り湯を含めた3源泉あるようだったが、訪問したときにはどれも無色で、本当に3源泉あるか分からなかった。
お目当てのぬる湯炭酸泉ははっきりとしているのだが、他の2つの浴槽のお湯の素性がどうもはっきりしなかった。
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肝心のぬる湯炭酸泉については、浴槽底面から勢いよく注入されているのはなんとなく気分を害しますが、泡つきは凄くて満足できます。
金気を含む炭酸水素塩泉で、期待したとおりの泉質でしたが、何かもうひとつガツンとくるものがなかったのも事実です。

Imgp1114○温泉メモ
  浴槽の温度=38℃、42℃
  住所=宮城県大崎市鳴子温泉字末沢西16-9
  TEL=0229-81-1570
  営業時間=10:00~20:00(休日21:00)
  休館日=第3木曜日
  入浴料金=800円(休日1,000円)

鳴子温泉<滝乃湯>

Imgp1782鳴子のシンボルとなる共同浴場。旅館「ゆさや」の隣にあり、4年前に「ゆさや」に泊まったときにはゆっくり浸かったが、今回は混雑していて行水で済ました。
浴槽は2つあり、温度が違う。手前は熱め、奥は温めで40℃あるかないかくらい。4年前に入ったときはもっと温かったような気もする。


Imgp1776鳴子では珍しい酸性の湯だが、酸性硫黄泉にしてはあまり迫力のない湯で、鳴子を代表する温泉とは全然思わない。
(写真は2004年に撮影したもの)

鳴子温泉<旅館 すがわら>

Imgp1124鳴子温泉郷は東日本で一番と言えるほどの温泉博物館的な温泉郷で、実に多様な泉質が楽しめるところだ。
その中で、旅館「すがわら」のような無色透明の塩化物泉は、地味すぎて鳴子らしくないお湯と受け取られてもしかたないかもしれない。
しかし、私はここが気に入ってしまった。おおよそ他の塩化物泉とは異なる。
無色透明ではあるが、実に気持ちよい塩化物泉ではないか。
Imgp1008匂いはちょっとスモーキー。歯科医院で嗅ぐあの薬臭い匂いを連想するところもある。
肌触りも結構ツルツルするが、それはあまり重要ではなく、湯のとろみと共に味わえる湯の力に満足する。こういうお湯もあるとは、鳴子はなんと懐の深い温泉街なのだろう。



Imgp1018実際に浸かったのは大浴場のみ。貸切りの浴室もあるが、狭くて浸かる気になれなかった。どこも源泉は同じだ。

それにしても思った以上に大きな旅館だ。外観の第一印象は正直パッとしなかったのだが、よく見ると道路沿いにも奥行きにも相当な長さがある。
建物は古いが造りはよく、穴場的旅館と感じた。
それを裏付けるのが、料理と接客の良さ。特に料理は、一万円未満の宿泊料金とは思えない品々。部屋も前日宿泊した姥乃湯の倍近い広さだ。
Imgp1071_2名湯と云われる温泉旅館で料理に期待してはいけない、というのが定説であるのだが(笑)、ここは本当に美味しくて満足した。
なにしろ、またいつか泊まってみたいと思わせるのだから、本物だと思う。
食後の湯浴みから戻ると、テーブルには、夜食の小さなおにぎりとしそ巻き、魔法瓶に冷水が供されていた。なかなかいいサービスだ。
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Imgp1030_6Imgp1046_5Imgp1043_5Imgp1057_5○温泉メモ
 源泉名=摩天の湯B
 泉質=ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉
  成分総計=2803mg/kg  pH=8.7
 浴槽の温度=42~43℃
  住所= 宮城県大崎市鳴子温泉字新屋敷5
  TEL=0229-83-2022
 HP= http://www.naruko-onsen.com/

東鳴子温泉<馬場温泉>   ☆

Imgp0967_2馬場温泉は東鳴子温泉となっているが、川渡温泉とのちょうど中間ほどの国道沿いにあり、見落とすことはないだろう。
宿もあるが、今回入ったのは、庭に建てられた小さな湯小屋である。
これまで入ったきた温泉の中で最も衝撃が大きかったところは、喜連川早乙女温泉だと思うが、馬場温泉にはそれに匹敵する衝撃を受けた。

Imgp0973_2東京で見られるような真っ黒いお湯であるが、東京のそれとは匂いも肌触りも異なる。
驚くほど発泡しており、浸かると細かい泡に包まれるが、気持ちよいと味わっている暇はない。
何しろ、物凄く熱いので、30秒もすると足がひりひりしてきて、これ以上は無理となる。
それでも、このお湯は素晴らしい。もう少し温ければ、じっくりとその良さを確認し、表現することばも見つかるのではないかと思うが、現状では説明しきれない。

Imgp0964_2匂いは一種の油臭を感じるが、いわゆる石油臭とは違う。何の匂いか喩えが思いつかずに唸っていたら、なんのことはない、宿のパンフレットに「微かに木材臭を放ち」と書いてあった。
これに違いない。ただし、宿のお湯とは別源泉だそうである。再訪時には宿のお湯も味わいたい。

○温泉メモ
 住所= 宮城県大崎市鳴子温泉字馬場102
 TEL=0229-83-3378

川渡温泉共同浴場  ☆

Imgp0960瀟洒な共同浴場である。
浴室に入ると、目に飛びこんできた黄緑色の鮮やかなこと。
硫黄が隠れた薬臭い匂いのする熱いお湯で、何とも刺激的。
ストレートに湯の良さを実感できる。



Imgp0939歩いて3分ほどのところに、有名な藤島旅館があり、何年か前に入ったことがあるが、そのときの印象が蘇る。ただ、あのときは、湯の癖の強さに驚いたが、実はそれほど感動はしなかったのだ。
今回は小さな浴槽に注がれる新鮮な湯で、こちらのほうがよいのではないかと思う。
こんな素敵な温泉を独占でき、言うことなし!


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○温泉メモ
 源泉名=川渡支所前源泉
 泉質=含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉
 成分総計=約1.1g/kg  pH=7.2
 浴槽の温泉=45℃
 住所= 宮城県大崎市鳴子温泉字川渡25-59

中山平温泉<元蛇の湯>

Imgp0928元蛇の湯は、東蛇の湯のすぐ近くにある、ここも湯治専門といった感じの施設だ。ただし、東洋医学にも凝っているらしく、なんだか怪しい雰囲気を醸し出している。
道路沿いの大きな建物は今は使われていない様子で、奥に行くと、古びた宿泊棟と木造の湯小屋がある。この湯小屋はけっこう大きく、混浴の半露天になっている。

Imgp0907困るのは脱衣所まで男女が一緒で、一応区切りはあるのだが、まったく意味をなしていない。脱衣所といっても、男女各々2畳分ほどのスペースがあるだけで、風呂場に行くのに、男女とも互いのスペースを通らなければならない。
おまけに男の脱衣スペースの床は今にも抜けそうだった。
風呂の混浴はいいが、脱衣所の改築・改善が急ぎ望まれるところだ。
なお、平日に限り、11:30~12:30は女性専用となる。

Imgp0932温泉は東蛇の湯のようなツルツル、硫黄混じりの熱い湯だが、もう一癖ちょっと臭い感じの匂いを感じる。無色透明だと思う。
よい湯だが、疲れるお湯でもあり、あまり長くは入っていられない。
男女別の内湯は拝見だけ。浴槽が2つあった。源泉が違うのだろうか?

周辺に立派な温泉施設もあり、経営はかなり行き詰っているように思われる。
立ち直るには、施設の改善なくしては無理。怪しい雰囲気は排除すべきだろう。

○温泉メモ
 浴槽の温度=43℃
  住所=宮城県大崎市鳴子温泉字星沼22
  TEL=0261-87-2231
 立ち寄り入浴料金=800円
 HP= http://www4.ocn.ne.jp/~seichodo/

中山平温泉<東蛇の湯>

Imgp0880_2中山平の温泉はツルツルが凄いと常々聞かされていたので、期待しての訪問。
廃墟のような建物に混浴の内湯、露天がある。脱衣所だけは男女別。

お湯はいくらか緑がかっており、硫黄の匂いが感じられる。
たしかにツルツルするが、期待したほどではなかった。
通の間で持ち上げられる温泉ではあるが、私としては、お湯よりも川沿いにある露天の風情を楽しみたいと思った次第である。

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○温泉メモ
  泉質=含硫黄-ナトリウム・炭酸水素塩-硫酸塩泉(5源泉の混合泉)
  成分総計=約1.1g/kg  pH=8.3
 浴槽の温度=42℃、44℃
  住所=宮城県大崎市鳴子温泉字星沼6-1
  TEL=0261-87-2321
 HP= http://www.narukoradon.com/

鳴子温泉<姥乃湯旅館>

Imgp0776鳴子でも有名な湯治宿。国道沿いにある。4つの源泉を持ち、すべて泉質が異なる。
土曜日に泊まったので、けっこう客が居て落ち着かなかった。
浴室はどれも狭い。啼子の湯だけが露天風呂で時間により男女入れ替えとなっており、9時から15時までは混浴となる。他の3つは男女別の内湯のみとなっている。

Imgp0826一番気に入ったのは、お湯も風情も迷いなく啼子の湯。源泉名は旧姥の湯である。
金気混じりの炭酸水素塩泉はおなじみのタイプ。やや薄めだが、それでも4つの源泉の中では断然の心地よさ。




Imgp0839次点は白濁硫黄泉のこけし湯。単純泉にしてはしっかりと温泉らしさのある亀若の湯が3番手か。義経の湯はいかにも私の気を惹かないタイプの硫酸塩泉だった。
それにしても、どの泉質もどこにでもあるようなタイプで、せっかく鳴子にまで来て入らなければならないお湯とは思えなかった。

食事は多すぎず少なすぎず。私にとっては見事なほど適量だった。素朴な内容ながら、けっこう美味しい。
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○温泉メモ
 a. こけし湯(含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩、塩化物泉)
  b. 啼子の湯(ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉)
  c. 亀若の湯(単純温泉)
  d. 義経の湯(ナトリウム・カルシウム-硫酸塩炭酸塩・炭酸水素塩泉)

  浴槽の温度=42℃位(bだけ40℃位)
  住所=宮城県大崎市鳴子温泉河原湯65
  TEL=0229-83-2314
  HP= http://www.k5.dion.ne.jp/~ubanoyu/

南千住・北千住を往く

Imgp1137_2「尾花」 南千住には有名な鰻の老舗がある。そこは常磐線の線路脇。
Imgp1172_7 蒸しすぎなのか味が抜けてしまったような鰻で、私には物足りなかったが、それでもうざくは美味しかった。
老舗の風情が心和む、ここは東京下町名所。

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南千住のひとつ隣の駅、北千住を歩くのは十数年ぶりくらいになるだろうか。
いくつもの商店街が張り巡らされている。昔のように浮浪者が目に付かない。
表情豊かな下町繁華街は歩いていて飽きない。
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Imgp1279_2「珈琲物語」 足休めにぶらり入った喫茶店。何の情報も持ち合わせていなかったが、物語ブレンドが何とも美味しい。
まさしく本物のコーヒーだった。宝くじにでも当たったかのような喜びだ。
アルバイトの男性曰く、ここのコーヒーに惚れこんで働いているのだそうだ。(写真はマスター)


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Imgp1253_2「徳多和良」 人気の立呑み屋さん。魚料理が好きなら気に入るだろう。
ビールがエビスの樽生だけというのがよい。
二人でお酒も二杯ずつ頼んだけど、3,000円を切った。
一瞬、一人分の値段かと思ってしまった。
安い・・・!!


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