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箱根湯本温泉<天山>  ☆☆

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「天山」は初めて訪れて直ぐ気に入った施設だ。3年くらいになると思うが、姉妹施設「一休」と合わせると20回近く通っているのではないだろうか。
リーマンショック以降、新設温泉施設の話が殆ど聞かれなくなってしまったが、それまでは新設施設を開店早々巡るのも一つの楽しみだったと思う。
もっとも、東京近郊の日帰り施設の限界を感じつつ、そろそろ食傷気味だったのも本音である。
昨今の日帰り温泉施設のオープンラッシュを考える前に、その元祖とも言えそうな箱根「天山」には頭が下がるばかりである。
ここには、他のどの日帰り施設も達成できなかった高みがある。温泉マニアから見ても、ここのお湯、湯使いは殆ど文句がないし、オプションの充実振りにも只々恐れ入るばかりである。
日帰り温泉施設として、余りに理想郷(ユートピア)的であるが故か、ある意味マイペースなところはあるかもしれないが、ここにはオーナーの哲学が感じられる。こういう日帰り施設は稀有だと思う。

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写真は肝心の浴場のものがないが、撮影禁止を謳っているためもある。しかし、天山の魅力は視覚的、空間的に感じるところが大きい。
勿論、湯はよい。無色透明の塩化物泉の中では一番好きであるかもしれない。
熱さのあまり、客の多くが入らないが、奥にある46℃の浴槽が天山では一番よい。こここそが天山の湯の良さを証明している。42℃程度の適温では、ここの湯の良さは半減する。
足の爪は少々ひりひり、確かに熱い湯のはずだが、体の方はそこまで熱いとは感じない。慣れると実に深い味わいの塩化物泉なのだ。天山独特の湯の匂いも、ここが顕著に感じられる。
個人的には、暑い夏であれば、ここと水風呂との往復が止められない。しかし、心臓や血管に悪そうなので、万人にはお勧めしない。

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オプションというのは、休憩設備の素晴らしさと食事処の味への拘りだ。ごろん処や読書室、滋養料理「山法師」は早川に面し、渓流の水の流れる音を聞きながら時を過ごせる。都会人にとって、これほどの贅沢はそうはない。
食事処は、滋養料理「山法師」、温泉しゃぶしゃぶ「楽天」、カフェ「うかれ雲」のほか、館外に手打ち蕎麦屋もある。「楽天」でよく頼むのは、高座豚のしゃぶしゃぶ(1,800円)で、二人で一人前でも十分。他にも一品ニ品頼めば丁度よいだろう。
「山法師」の鰻は三河一色産のもので、注文してから出てくるまで30分ほど待った記憶がある本格派だ。

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泉質は、湯本のアルカリ性単純温泉と同じく湯本の74,92,101,102,115号の混合泉である塩化物泉のニ本柱になっているようだ。
僕の場合、先ず適温である単純温泉から浸かることが多い。ここは、男性浴場の場合、階段により2層になっているところだ。
ここで体を慣らした後、先に書いた高温浴と水浴を繰り返す。このほか、ぬる湯槽もあるが、狭い上に、湯が流れている実感がなく、特徴のない湯になってしまっている。
この辺りが改善されたら、三つ星でもいい施設だと思う。

なお、もうひとつだけ、気に入らない点がある。休日の混雑ぶりだ。
天山の本当の良さを知るなら、あえて平日に休みを取って出かけることをお勧めする。
平日なら、隣接する「一休」へも300円の追加料金ではしごできる。(先に一休に入って、後から食事込みで天山を楽しむ順序がお勧め)

Imgp9151 ○温泉メモ
  ◇ 泉質=ナトリウム-塩化物温泉
      (湯本74,92,101,102,115号の混合泉)
    成分総計=1,337mg/kg pH=8.3
    浴槽の温度=46℃, 42℃

  ◇ 泉質=アルカリ性単純温泉(湯本74号)
    成分総計=206mg/kg pH=9.8
    浴槽の温度=42℃程度

  住所=神奈川県足柄下郡箱根町湯本茶屋208
  TEL=0460-86-4126    
   営業時間=9~23時(22時受付終了)
  入浴料=1,200円
  HP=http://tenzan.jp/

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