« 2011年2月 | トップページ | 2011年4月 »

2011年3月

震災によせて~白水阿弥陀堂

東北関東大震災で被災された方々にお見舞い申し上げます。
同じ列島であのような惨状が起きていることを思うと胸が痛みます。
私は仙台生まれで、幼少のころは隣の名取市で過ごしているので、ニュースで名取や仙台の名前を聞くと、心中穏やかでありません。

そして、震災の少し前、第二原発のある楢葉へも出かけており、周辺の美しい海岸一帯がどうなっているか思うと、心が重くなります。
このブログでも写真を載せた、天神岬温泉やいわきの三崎公園、小名浜港も被害にあっているでしょう。

そして、今なお続く原発事故の恐怖。この記事を書いている段階で、収束の方向に向かっているようですが、油断はならない状況です。
もし、第一原発の核燃料が剥き出しの状態でメルトダウンすれば、いわき市は存続不可能になり、今回取り上げる極楽浄土の庭園も放射能で汚染されてしまいます。
そのようなことにならないよう祈りながら、今は原発事故の行方を見守りたいと思います。

 ~ 白水阿弥陀堂の地震被害については、こちらをご覧ください。 ~

R0017026

白水(しらみず)阿弥陀堂は、福島県で唯一、国宝に指定されています。
浄土庭園は仏教世界観を表現していて、三途の川をイメージした池と橋があり、正面からお堂に入っていくというのが本来のスタイルなのだそうです。
そして、その本来のスタイルを維持しているのは、全国で白水阿弥陀堂唯一つということだそうです。

R0017052

R0017054

浄土庭園の有名なものには、宇治の平等院、平泉の毛越寺(もうつうじ)等がありますが、そういえば、宇治の平等院は横から入っていく形式でしたね。
大きな池に囲まれた天国的な空間というのも、平等院と白水阿弥陀堂くらいしか残っていないのかもしれません。
阿弥陀堂じたいは小さなものですが、浄土庭園としての美しさは秀逸です。そこに居ると、あまりにのどかで、天国にいるような気持にさせてくれます。実に不思議で、美しいです。

R0017084

R0017065 R0017079

残念ながら、写真に収めるにしては季節が早すぎたようで、見栄えがよくないですが、実際に行ってみると、なかなかいい処だと実感されるでしょう。
新緑の頃には日本中の方々が、安心してそれができるようになっていることを願っています。

白水阿弥陀堂:福島県いわき市内郷白水町広畑219
訪問日:2011年2月20日(日)

« 2011年2月 | トップページ | 2011年4月 »