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2011年9月

室町砂場

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日本橋には蕎麦屋が多い。日本橋と言えば江戸文化、江戸の食文化と言えば蕎麦。
江戸文化を現代に食す、風情をも味わうなら、日本橋ほど似合う街はない。
その中でも老舗と言えば、日本橋室町にある砂場。明治2年の創業になる。

室町砂場には行こうと思って行ったわけではなく、別の用事で歩いていたら偶然発見した。
砂場と言えば、二十年ほど前に赤坂の砂場に入ったことがある。
思えば、蕎麦屋探訪のルーツがそれだったかもしれないが、友人と一緒に「別にそれほど美味いというほどでもない」という感想だった。
そして、ここ室町も然り。
老舗と伝統が好きな人が褒めるところであり、美味い蕎麦を探訪する向きではない。

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天ざる、天もり発祥の店ということだが、天もりと言っても、天ぷらの盛り合わせが付いた蕎麦ではなく、かき揚げを入れた甘く濃いつゆに蕎麦を浸けて食す。
そもそも、天ぷらをどっぷりつゆに浸してあるというスタイルが既にダメ。甘く濃過ぎる味もお下品。

そういうわけで、私が求める蕎麦屋とはベクトルが違う。
この店は社交場として、仲間と賑やかな雰囲気を楽しむ店だと思う。
そういう店としては雰囲気がある。門構えからしていい。お値段は高いが…。

なお、ざるともりとは蕎麦が違うらしい。もりは一番粉、ざるは更科とのこと。私が頂いたのは大もりと(別の日に)天もりで、共に一番粉だったよう。

室町砂場
東京都中央区日本橋室町
JR総武線新日本橋駅(改札口)徒歩3分、JR神田駅徒歩3分
地下鉄銀座線三越前駅徒歩4分
Tel. 03-3241-4038

◇気に入り度

 蕎麦      B
 つゆ      B(もり) C(天もり)
 酒の取り揃え C
 雰囲気     B

絹糸の湯

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軽井沢周辺には温泉が少ないですが、比較的新しい施設を北軽井沢に発見したのでご報告を。

やや土類に寄ったNa-塩化物泉で、それほど特徴を感じないお湯でしたが、澄んだ黄土色が珍しいかもしれません(実際は写真より黄色に近い感じです)。この色から推測されるように、鉄分を多く含み、そのお湯からは金気臭もします。

内湯、露天ともまあまあの風情です。食事施設もあり、近隣に競合施設が殆どないため、なかなか使える施設かもしれません。

ただ、すぐ背後に何やら怪しげな廃墟があり、ちょっと驚かされます。
石造りが立派すぎて、温泉施設より存在感が…。幽霊出そうだけど、何とか取り壊せないものかと思いましたよ。

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R0019217泉質=ナトリウム-塩化物温泉
湧出量=400㍑/分
源泉温度=58.5℃
浴槽の温度=41~42℃
成分総計=5.70g/kg
pH=6.9
住所=群馬県吾妻郡長野原町応桑1544-150
Tel=0279-85-2641
HP=http://www.kinuitonoyu.jp

万座ホテル聚楽  ☆

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万座温泉には何度も来ていますが、今回は気になっていた聚楽を初訪問しました。
気になっていたというのは、ガイドブックで見る露天風呂を写した写真の雰囲気がとてもよかったからです。
その露天風呂は男湯と女湯で異なり、女湯の方は二槽あるものの、男湯は一槽しかありません(写真)。
男女浴室が入れ替わることがあるのか未確認ですが、ちょっと羨ましくもありました。
とは言っても、ちょっと小さいだけで、雰囲気は充分素敵ですし、お湯のクオリティは高いものです。

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万座温泉も宿によって違うのか、時によって違うのか、定かではありませんが、来るたびに印象が異なります。
今回は前回の万座温泉ホテル(現在は日進館と改称)と同じような、那須湯元を思わせるものでした。
それは、鼻に抜ける硫化水素臭プンプン、ジンジンとした浴感と言った表現で、だいたい言い表せていると思います。
日本一、硫黄の濃いお湯なのだそうです。
温泉は朝9時30分までの間、深夜を通して楽しめます。

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さて、このホテル、建物は古くなって、ユニットバスの金属部分が真っ黒だったり、共有スペース部分にある時代遅れの洗面台等、古さは否めませんが、立地と基本構造は気に入りました。
何といっても、吹き上げを眺める部屋からの眺めが良い(写真)。これが他の万座の宿にない魅力です。
ですから、この宿に泊まるときは、千円高い料金を払ってでも、吹き上げ側の部屋を予約されることをお勧めします。
帰り際に、清掃中の一人泊用の部屋が見えましたが、それは可愛そうなくらい狭く暗い部屋でした。
そうした違いで旅の印象が変わってしまうのは、勿体ないことだと思います。

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宿泊費は平日であれば、リーズナブルだと思います。
吹き上げ側の部屋で1万1千円。反対側で1万円というところです。
休前日は3千円増しで、これでは高いと思います。
食事は二食ともバイキングで、正直なところ、ビジネスホテルの朝食バイキングより落ちるところもあるかもしれません。
それでも、地場野菜は新鮮で美味しかったです。

総合的には、泉質の良さと風情の良さが両立した、いいホテルだと思います。
吹き上げ側の部屋を予約して再訪したいなと思いました。

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源泉名=法性の湯
泉質=単純硫黄温泉(硫化水素型)
浴槽の温度=内湯42℃、露天41℃
成分総計=980mg(H2S=27.2mg)
pH=3.2
住所=群馬県吾妻郡嬬恋村千俣2401
Tel=0279-97-3535(9:00~20:00)
HP=http://www.hotel-juraku.co.jp/manza/

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