温泉-06 福島

天神岬温泉<しおかぜ荘>

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いわき湯本温泉に入るのが一番の目的だったのだが、二湯ばかり入ったそれは、うっかり記事にするには良し悪しの判断が難しく、書くのはまたの機会にしようと思う。
そこで、今回は、少し足を延ばして入ってきた、海の見える温泉を紹介する。

天神岬温泉「しおかぜ荘」は、抜群のロケーションを誇る。小さいながらも海を眺められる露天風呂は気分最高♪ と言いたいところだが、やっぱり少し小さいかな。それに、館内施設はとてもB級。せっかく、こんなに素敵なロケーションなのだから、もう少し洒落た感じの施設にしてほしかったなあ。

お湯は、東京の黒湯とほぼ同じか。こんなところでと、少しびっくりするかもしれないが、そういえば茨城県の大洋村あたりにもこんな温泉ありましたね。
湯づかいは、露天風呂がもしかすると、加熱掛け流しなのかもしれないが、自信はない。飲まない方がいいだろう。黒湯でよく嗅ぐ匂いがするが、黒湯臭なのか消毒薬の匂いなのか、いまだに分からない。

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この施設で、温泉マニアに名高い(?)「ふくしま日帰り温泉のんびり120湯」を購入した。つい先ほど読んでいたら、前の記事の「三崎公園」内にも温泉があったことが判明。一部掛け流しだそうで、少し悔しい気がした。

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R0017010館内には展望レストランを併設。安い居酒屋メニュー盛りだくさんで、なんだか違和感も…

http://naraha-tenjin.net/shiokazesou/guide-in-facilities


旅館 玉梨

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2食付で1万円に満たない旅館だが、奥会津で夜までゆっくり入れるところは少なく、何年も前に立ち寄りしたことのある、この宿に決めた。
結局、疲れた上に酔いも回って、夜はぐっすり寝てしまったので、深夜にゆっくり温泉を楽しむということはなかった。

「旅館玉梨」から歩いて5分ほどのところに、玉梨温泉共同浴場がある。源泉は同じだと思うが、引き湯のせいか、宿の方が緑色に濁り、パワーダウンした印象。それでも、十分よい温泉なのだが…。
男女別内湯一つずつに混浴露天風呂(写真)という構成。

温泉のある棟が新築して数年であるため、まだまだ綺麗。それに対して、宿泊棟の方はかび臭いし、廊下は暗く、温泉のある棟と宿泊棟の間には洗濯機が無造作に置かれている。
ここまで情緒のない宿も珍しい。どう考えても、これを知っていたら泊まりたくない宿だと思う。

しかし、このネガティブなイメージは夕食で一変する。
なぜ、この宿でこんなに飯が美味いのだろう?
なんでも、女将の手料理だそうだ。
素晴らしい。
これではお酒も進んでしまう。結果、温泉の印象がやや薄れたかもしれない。

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R0014120_3 ヒメマスとしんごろう
R0014153 朝食

名湯「玉梨温泉」は、共同浴場で「熱い、熱い」と言いながら入るのが一番だ。
けれど、真夏にはさすがに熱すぎるし、泊まりたい方には、「旅館 玉梨」も悪くないかもしれない。

R0014147_2 ○温泉メモ
  泉質=炭酸水素塩泉
  成分総計=3,699mg/kg pH=6.5
  浴槽の温度=43℃(内湯)、40℃(露天・真夏時)
  住所=福島県大沼郡金山町玉梨新板2044-1
  TEL=0241-54-2437    
   立ち寄り入浴可
  入浴料=500円

早戸温泉<つるの湯>

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2010/8撮影

「つるの湯」は、奥会津にある小奇麗な日帰り温泉施設だ。立ち寄りやすさと只見川を眺める絶景の露天風呂が魅力で、何度も来ている。
湯治棟で宿泊もできるようだが、自炊になるようで利用したことはない。
只見川沿いの温泉は鉄分を多く含む、エグイ匂いのする黄緑色の濁り湯が多いが、ここもその典型である。

早戸温泉の湯は、傷に効くそうだ。かつて、玉梨温泉共同浴場で地元の方に聞いた話だが、玉梨は傷の外から治っていくが、早戸は内の方から治っていく、ということである。

Imgp4095 2005/12撮影
Imgp4102  2005/12撮影

○温泉メモ
  泉質=ナトリウム-塩化物温泉
  成分総計=6g/kg弱 pH=6.9
  浴槽の温度=43℃(内湯)、41~42℃(露天)
  住所=福島県大沼郡三島町大字早戸字湯ノ平888番地
  TEL=0241-52-3324    
   営業時間=9~21時(冬季~20時、受付は閉館時刻の30分前まで)
  入浴料=500円
  HP=http://www.sakuma-k.co.jp/

新菊島温泉

Imgp2697新菊島温泉は昭和50年代に建った温泉施設で、温泉マニアの間では来訪必須の感があるほど有名だ。
出来た頃は、田舎のレジャーランドだったのだろう。今では使われそうにない温泉プール、WATERと書かれた意味不明の看板、脱衣所の前に殿と現れる天狗の面、浴室を仕切る塀の上の瓦。これらを見て、同行の温泉好き(40代男性)は、無用の物ばかりだ、と言って喜んでいた。こういうB級施設の情けなさを見て楽しむファンも多いが、私としては、もうどうでもよくなってきた。
できれば、綺麗な施設、風情のある施設だけに行きたい。よい湯がそういうところばかりだといいのにと思う。

Imgp2691福島南部は、廃業したらしいホテルマルナカのような、ツルツル、泡つきの温泉があるようだが、新菊島温泉もマルナカとよく似た泉質で心地よい。泡つき温泉は久しぶりで、ちょっと嬉しくなった。
凄い量が投入されているが、掛け流しである。湯口では硫黄のような匂いも感じたが、気のせいだろうか?


Imgp2692上の写真は、男湯部分で、この奥に広大な混浴スペースの内湯がある。混浴といっても、実質的には男湯と言ってよい。女湯から通じている扉があるが、知らないと洞窟風呂と思って開けてしまいそう。というか、開けている人を見ました。ご注意ください。

ところで、広大な内湯は半円状で、180℃取り囲む窓の向こうには、なかなか立派な日本庭園が!
設計次第では、ものすごく素敵な温泉施設になるのに、なんとも勿体なく思った次第。

○温泉メモ
  浴槽の温度=39℃
  住所=福島県岩瀬郡鏡石町大字久来石南町470-1
  TEL=0248-62-6515
  入浴時間=9~21時
  入浴料金=300円

奥岳温泉<あだたら高原富士急ホテル>

Imgp2671_3岳温泉は特徴のない酸性泉だ。酸性であることで十分特徴と言えそうだが、それは草津の万代鉱なんかが好きな人にとってだろう。
肌が敏感な人なら、この独特の浴感が分かるはずだ。私は鈍感な方なので、そう言われれば…といった感じで、舐めてみて、或いは目にお湯が入って、酸性に気がつくくらいかもしれない。

Imgp2668_3岳温泉は長距離の引き湯なので、少しでも湧出地の近い此処、奥岳を選んでみた。
下の方(岳温泉)では、引き湯のおかげで湯がまろやかになっていると聞くが、ここも結構まろやかな気がした。万代鉱に比べれば、まだ大人しいかもしれない。

Imgp2657_2○温泉メモ
 pH=2.5 成分総計=約640mg/kg
  浴槽の温度=42℃(内湯)、38℃(露天)
  ※露天は気温が低かったため、温め
  住所=福島県二本松市奥岳温泉
  TEL=0243-24-2246
  立ち寄り入浴時間=未確認
  立ち寄り入浴料金=800円
 HP= http://www.naf.co.jp/adatara/fujikyuhotel.stm

高湯温泉<安達屋>

Imgp2573高湯温泉は玉子湯に2度入ったことがあるが、今回は安達屋さんに立ち寄り入浴した。
何しろ、露天が細長い。まるで川のようである。これほど細長い風呂は、さすがに初めてかな?
この大きな露天風呂は混浴だが、女性用露天は他にもあり、女性だけ行き来できるようになっている。

高湯といえば、濃い硫化水素だが、ここもやはり硫黄臭く、温泉に来た! という感じがする。
露天はさすがに広すぎて、湯口以外では物足りないが、内湯はなかなかにいい浴感。


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○温泉メモ
 pH=2.8 成分総計=約1g/kg
  浴槽の温度=36℃以下(混浴露天の寝湯)~42℃
  住所=福島県福島市町庭坂字高湯21
  TEL=024-591-1155
  立ち寄り入浴時間=10:00~15:00(平日は~17:00) 1時間制限
  立ち寄り入浴料金=700円
 HP= http://www.adachiya.jp/

高湯温泉<玉子湯>

Imgp3622玉子湯は大きな旅館で、古くもなり豪華さはないが、露天風呂と建物の外にある萱葺きの湯小屋がとてもよい。共に旅館の敷地内にあるのだが、ミニ温泉街のような趣があって素敵だ。
視覚的にも体感的も満足でき、万人向きの温泉でないだろうか。
露天はおそらく男女日替わり。湯船の数が異なる。

Imgp3635お湯としてはやはり萱葺きの湯小屋のお湯が一歩リードしている。
少しだけ焦げ硫黄臭で、硫黄臭自体は極めて強い。ここより離れた駐車場にまで匂いが届く。硫化水素ガスは118.8mg/kgもあり、長く居ると頭痛がしてくるので要注意だ。



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写真は、2004年12月撮影のものと2007年11月撮影のものとがあります。

Imgp3650○温泉メモ
  泉質=酸性-含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉(硫化水素型)
  成分総計1,932mg/kg
  浴槽の温度=41~42℃
  住所=福島県福島市町庭坂字高湯7
  TEL=024-591-1171
  入浴料金=500円
  HP=http://www.naf.co.jp/tamagoyu/

磐梯熱海温泉<栄楽館>

Imgp9830_3磐梯熱海温泉の元湯にはちょっと惹かれる源泉があるのだが、それだけが満たされた浴槽はないようだ。
老人たちばかりが集う古びれた浴場ではなく、もっとお洒落で客が少なく落ち着くところはないかと探してみる。

栄楽館という瀟洒な旅館。ここには栄楽泉という独自源泉がある。
無色透明無味無臭。それにしても淡白なお湯で、少々がっかりしながら浸かっていると、気持ちよくて出られなくなった。
Imgp9820_2ぬる湯の面目躍如たるものがある。実に微妙にいいのだなぁ。
しかし、残念なことに浴槽はたいへん狭く、2人でも窮屈なくらいだ。サウナの横にあるので、昔は水風呂だったのかもしれない。
客がいれば、長く浸かり続けることは遠慮すべきだろう。
大きな浴槽や露天もあるが、共同管理されている町営源泉でなんてことはない。

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Imgp9821_2 ○温泉メモ
  源泉=磐梯熱海温泉 栄楽泉
  泉質=アルカリ性単純温泉 成分総計292mg/kg
  浴槽の温度=36℃(栄楽泉)、41℃~(町営源泉)
  住所=福島県郡山市熱海町熱海4-47
  TEL=024-984-2135
  入浴料金=1,000円
  http://www.eirakukan.jp/

猫魔温泉<裏磐梯猫魔ホテル>

Imgp9813名前が気になる温泉だったが、五色沼観光とセットに丁度よい立地にあった。
今回は五色沼は歩かず、桧原湖を車で一周しただけなのだが、紅葉ドライブには最適なコースだと思った。是非お勧めしたい。
その湖畔に立地する裏磐梯猫魔ホテルが掘削した温泉は、露天風呂が掛け流しのようで、湖を前にした好立地にある。

Imgp9810_2鉄分を含み、薄く褐色に濁っているが、その割に透明度が高く、浴槽の底もよく見えている。
お湯は硫酸イオンも多く含み、鉄と硫酸でなんだかくたびれるお湯だ。それ以外に特色がないが、嗅ぐとカルキ臭がするように思うのはおそらく錯覚ではないだろう。


Imgp9815 ○温泉メモ
  源泉=湯平山源泉
  泉質=ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉
  浴槽の温度=41~42℃、
  住所=福島県耶麻郡北塩原村桧原湖畔
  TEL=0241-37-1111
  入浴料金=1,200円
  営業時間=11:30-21:00(最終入場20:00)

大塩温泉共同浴場

Imgp0579大塩温泉を訪れると、かつては他人の家に上がりこんだような気分になった。
共同浴場なのに、浴場は階段を下りた地下室みたいなところにあり、1階は洋間と日本間の2間続きの休憩室があって、本棚まで備えられていた。
しかし、最近改装があって、この心地よい空間は取り壊され、現在は駐車場になっている。
本当に残念だ。浴場は前と変わらない。 
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何度も訪れているが、来るたびにお湯の印象が低くなっていくのは意外だ。
こんな田舎にこんな濃厚なお湯が湧いていることに、最初訪れたときは感動したものだ。私の温泉感覚が変わったというしかない。
思えば、魚の干物臭のする温泉があるということを知ったのも、ここが最初だった。

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午前中は非加熱、午後は加熱しており、午前中に入った方がお湯がよい。

雪溶けの季節らしいが(?)、すぐそばの只見川の川辺に野天風呂が湧き出す。
一度入ったことがあるが、ロケーションもお湯も素晴らしかった。共同浴場よりもいいと思う。



Imgp0567_1  ○温泉メモ
  泉質=含二酸化炭素・ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉
  成分総計=12,502mg/kg pH=6.5
  浴槽の温度=37~38℃(午前)  男女別
  住所=福島県大沼郡金山町金山町大字大塩
   営業時間=未確認  入浴料=200円以上(協力金)

改装前                      改装後Imgp0596
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改装前にあった休憩室
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